【※ストップ】気管支喘息やアスピリン喘息の患者はお酒を飲んでも大丈夫なの?アルコールと喘息の関連について解説します!

現在、気管支喘息の患者は国内に400万人以上いると言われており、その患者数は年々増加傾向にあります。特に近年大人になってから気管支喘息を発症する方が増えてきており、この病気は大人の方が重症化しやすいとも言われていますので、大人になってから気管支喘息を発症した方は特に注意が必要です。

この気管支喘息とは、一言でいうと、気管支に慢性的に炎症が生じるようになってしまう病気です。普通、気管支などの喉の炎症というのは、ウイルスや細菌などが感染した際にその免疫反応として見られる症状ですが、この気管支喘息を発症すると、気管支において好酸球と呼ばれる免役細胞の増加が起き、気管支が慢性的に炎症を起こした状態になってしまうのです。

この炎症を起こした気管支というのは非常に敏感な状態となっているため、この気管支が、アレルギー反応タバコの煙などによって強い刺激を受けると、急激な収縮が起き、呼吸が困難になる発作が起きてしまうことがあります。発作が起きる原因は人それぞれですので、もし気管支喘息を発症してしまった場合には、そうした発作を誘発する原因をなるべく生活の中から排除して、継続的な治療を行っていくことが大切です。

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今、発作を誘発する原因としてアレルギー反応などを挙げましたが、気管支喘息の患者の中には、ロキソニンなどの解熱鎮痛剤によって発作が誘発されてしまう方もおり、この疾患はアスピリン喘息と呼ばれています。解熱鎮痛剤の成分を摂取すると発作がでると聞くと、これは一種のアレルギー反応のように聞こえますが、そのメカニズムはアレルギー反応とは異なります。この疾患のメカニズムについては、記事の中で詳しくご説明していきたいと思います。

話は変わりますが、大人になると、お酒を飲まなければならない機会も増えるのではないかと思います。お酒は飲みすぎは良くありませんが、少量であればリラックス効果もありますので、上手に付き合っていくことが大切ですね。

しかし、気管支喘息の症状がある場合には、お酒を飲むと症状がひどくなるのではないかと心配になる方もいると思います。結論から申し上げますと、気管支喘息の症状がある場合にはお酒はなるべく飲まない方が良いでしょう。また、特にアスピリン喘息の症状がある場合には、普通の気管支喘息の患者よりも特にお酒に対して十分な注意が必要です。では、これはいったいどうしてなのか、詳しくまとめていきたいと思います。

お酒とは?アルコールの摂りすぎには要注意!

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お酒は古くから世界各国で愛されている飲み物ですね。しかし、このお酒とはどういったものであるか、またお酒は体にどのような作用を及ぼすのか、普段の生活の中でなかなか考える機会はないと思います。

お酒とはエタノールを含んでいる飲み物の総称です。エタノールとはアルコールの一種であり、はしばしば除菌にも使われますね。日本では、このエタノールが1%以上含まれている飲み物がお酒として扱われています。

お酒は適量であれば、血行促進や食欲増進、そしてストレスの軽減などに働くといわれているのですが、飲みすぎると鎮静効果が高くなり、小脳の働きが低下して、運動機能に障害が現れます。

そしてお酒をさらに飲み続けると、血中のアルコール濃度が非常に高くなり、意識障害などが起こって最悪の場合命を落としてしまいます。

東京消防庁のデータによると、平成25年度では約13000人もの方が急性アルコール中毒によって救急搬送されたそうです。仲の良い友人との飲み会などでは話が弾み、つい飲みすぎてしまう気持ちもわかりますが、是非自分に合った量のお酒を飲むように心がけるようにしましょう。

お酒を飲むと二日酔いになって次の日頭が痛いなんてことありますよね(-_-;)二日酔いになってしまうお酒の量は個人差がありますが、お酒を飲む前に油分を摂取したり、お酒を飲むときは糖分をとるようにすると二日酔いを抑えることが出来るそうです。

これは、お酒は主に胃と腸で吸収されるのですが、油分をとることで胃での吸収を防ぎ、腸でゆっくりと吸収するよう働くからであるといわれています。油をとるには、油分の入ったドレッシングをかけたサラダ等を食べると効果的です。逆に空っぽの胃にお酒を入れてしまうと、急激にアルコールが吸収され、二日酔いの原因になるので注意してください。

また、お酒を飲むときに糖分をとった方が良いのは、アルコールが肝臓で分解される際、糖分が必要になるためです。炭水化物も糖分に分解されますので、お酒の席では炭水化物を積極的に摂取しましょう。

お酒を飲んだ後、アルコールは胃や腸で吸収されると、血液を通して肝臓へと送られます。そして肝臓へ送られたアルコールは、まずADHと呼ばれる酵素の働きによってアセトアルデヒドと呼ばれる成分に分解され、その後も別の酵素などによって分解されていき、最終的に水と二酸化炭素に分解されます。

お酒に対する強さが人によって違うのは、このアルコールを分解するための酵素の働きに個人差があるためです。最初から酵素があまり存在しない方もいます。そのため、たくさん飲めばお酒に強くなるというわけでもないので、お酒を飲むときは是非自分に合った量を飲むようにしましょう(^^)

アルコール誘発性喘息とは?気管支喘息とお酒の関連はこちら!

大人になると、お酒を飲まなくてはならない機会も増えてくると思いますが、気管支喘息の症状がある場合には、お酒を飲む際には十分な注意が必要です。

お酒に含まれるアルコールそのものが喉に刺激を与えることも問題ですが、お酒によって気管支喘息の発作が誘発されてしまう場合、これはアルコールの分解の過程で体内に放出されたヒスタミンロイコトリエンという化学物質が、気管支の収縮を招くためであると考えられています。この症状は、アルコール誘発性喘息と呼ばれています。

このメカニズムについてもう少し具体的に説明しますと、先ほど、お酒を飲むと、そこに含まれるアルコールは酵素の働きによって分解され、その代謝産物としてアセトアルデヒドと呼ばれる物質が出来るとお話しましたが、その結果、このアセトアルデヒドが肥満細胞と呼ばれる免疫細胞を刺激することによって、この肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンが放出されると考えられています。

このヒスタミンやロイコトリエンは、アレルギー症状を引き起こす原因として知られており、花粉症などの患者がアレルギー反応を起こすと、その結果肥満細胞から放出されます。この場合、肥満細胞表面に結合しているigEと呼ばれる抗体が花粉と結合し、その信号が肥満細胞に伝わることによって、肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンの放出が起こります。花粉症を例として考えると分かりやすいですが、このヒスタミンやロイコトリエンには、鼻水などの気道粘液の分泌を促す作用がある他、気管支を収縮させる作用などがあります。

つまり、お酒を飲んで、アルコールを摂取すると、人によってはアレルギー反応のような症状が表れ、その結果気管支の収縮が起こるため、特に気管支が敏感な状態になっている気管支喘息の患者においては、この影響によって症状が悪化してしまうことがあるのです。これが、アルコール誘発性喘息の概要になります。

このような症状が現れてしまう人は、遺伝的にアセトアルデヒドの分解酵素の働きが弱いと考えられています。ちなみに、アセトアルデヒドの分解酵素の働きが弱いのは東洋人だけであるといわれており、白人や黒人はこの分解酵素が正常に働くといわれています。

この症状は一説によると気管支喘息患者の約半数が誘発されるともされているため、患者の方はなるべくならお酒は避けた方が良いでしょう。お酒を飲むとしても、様子をみて、あまり飲みすぎないように注意してください。

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アスピリン喘息とは?アスピリン喘息の患者がお酒を飲む際は特に注意が必要です…

アスピリン喘息とは、ロキソニンなどの解熱鎮痛剤を服用することによって、鼻水、鼻づまりの症状や、重度の発作が誘発されてしまう疾患です。この症状は現在大人の気管支喘息患者の約10%ほどが患っていると考えられており、逆に子供の患者はほとんどいないことから、大人になってから後天的に発症する疾患であると考えられています。

特にこの病気は、大人になってから気管支喘息を発症してしまった方に多い合併症として知られています。そのため、大人になってから気管支喘息を発症してしまった方は、解熱鎮痛剤を服用する際には特に十分な注意が必要です。

この疾患の名前の由来にもなっているアスピリンとは、アセチルサリチル酸と呼ばれる成分を主成分とする解熱鎮痛剤のことであり、現在使用されている解熱鎮痛剤の中では最も歴史の古いものの1つです。しかし、このアスピリン喘息の症状自体は、アスピリンだけではなく、ロキソニン、バファリン、ボルタレンなど、現在販売されている解熱鎮痛剤はほとんどのものがその症状を誘発する原因となってしまいます。

これは、現在販売されている解熱鎮痛剤は、その有効成分の構造に違いはあっても、皆同じメカニズムによって痛みや熱の症状を緩和するからなのです。つまり、このアスピリン喘息という病気は、症状だけを聞くと一種のアレルギー反応のようですが、実は解熱鎮痛剤が熱や痛みを緩和する際の作用メカニズムが関係して引き起こされる疾患なのです。では、具体的にどのようにしてその症状は引き起こされてしまうのか、詳しく解説していきたいと思います。

まず、私たちの体に熱や痛みの症状があるとき、体内ではそれらの症状の原因となるプロスタグランジンと呼ばれる成分が合成されています。

このプロスタグランジンは、痛みの原因となる炎症を引き起こす他、視床下部にある体温調節枢に作用することによって、体温を挙げる働きなどがあります。解熱鎮痛剤の成分は、このプロスタグランジンの生成を抑えるよう働くことによって痛みや熱の症状を緩和してくれるのです。

実際には、解熱鎮痛剤の成分は、プロスタグランジンの生成に不可欠であるシクロオキシゲナーゼと呼ばれる酵素の働きにを阻害します。これはプロスタグランジンがアラキドン酸と呼ばれる成分から合成される際に、その合成を促す用働く酵素であり、この反応において非常に重要な役割を担っています。

つまりまとめますと、ロキソニンなどの解熱鎮痛剤に含まれる有効成分は、アラキドン酸→プロスタグランジンへの合成において不可欠であるシクロオキシゲナーゼの働きを阻害することによって、結果プロスタグランジンの合成を防ぎ、熱や痛みの症状を緩和してくれるのです。ここまでが、解熱鎮痛剤に期待される通常の作用メカニズムになります。

しかし、アスピリン喘息の症状がある患者においては、ここである問題が生じてしまいます。それは何かというと、アスピリン喘息の患者が解熱鎮痛剤を服用し、このアラキドン酸からプロスタグランジンへの合成が抑制されてしまうと、今度はその余ったアラキドン酸から、ロイコトリエンを大量に生成してしまうと考えられているのです。

このロイコトリエンは、先ほどもご説明しましたが、アレルギー反応が起こると肥満細胞からヒスタミンとともに放出されるアレルギー症状の原因物質です。つまりアスピリン喘息とは、アレルギー反応ではないが、結果アレルギー反応と同じような症状を引き起こしてしまう病気なのです。

また、このアスピリン喘息の患者は、お酒を飲む際には特に注意が必要です。これは何故かというと、お酒に含まれる添加物によって症状が誘発されてしまう可能性があるからです。

実は、このアスピリン喘息の症状は、解熱鎮痛剤の成分以外にも、着色料防腐剤などの添加物によって症状が誘発される可能性があります。詳しくは以下の記事でまとめていますので、気になりましたらご覧になってみてください。

【※パラベンが発作の原因に?】アスピリン喘息と化粧品や歯磨き粉の劣化を防ぐ防腐剤の関連について解説します!…

アスリートに意外と多い気管支喘息、その原因は慢性的な口呼吸にあった?

皆さんは、気管支喘息の患者は意外とスポーツをやっている方に多いということをご存知でしょうか?最近では、レスリングの吉田沙保里選手も自身が気管支喘息であることを告白し、話題になっていましたよね。

しかし、吉田選手以外でも、トップアスリートの方であっても気管支喘息の症状がある方は実は意外と多いそうなんです。そして、その原因の1つが、慢性的な口呼吸の症状であるといわれています。確かに、スポーツをしているとずっとはあ、はあ、と口で呼吸をしてしまいますよね。

口呼吸と鼻呼吸、この2つは同じ呼吸ではありますが、実は口呼吸は非常にデメリットの多い間違った呼吸法であるということが指摘されており、現在多くの医師の方がその改善を呼びかけています。特に、慢性的な口呼吸は人の免疫システムに大きな影響を与え、アレルギー疾患などの発症の原因になることが指摘されているんです。

東大医学部で医師を務め、日本免疫治療研究会会長を務めた経験もある西原克成医師の話によると、気管支喘息や花粉症などに代表されるアレルギー疾患を抱えている方は、そのほぼ100%が口呼吸であるといいます。

口呼吸によって引き起こされる問題としては、免疫力の低下、集中力の低下、口臭の悪化、虫歯、歯並びの悪化、顔つきの変化などが挙げられ、その他にもiga腎症と呼ばれる腎臓病リウマチまでもが口呼吸によって引き起こされる可能性があるということも指摘されています。それって本当?と思ってしまいたくなりますが、そういわれているのにはちゃんとした理由があるんです。

口呼吸によって引き起こされる問題に関する情報や、その口呼吸を改善するための方法に関する情報は以下の記事で詳しくまとめていますので、気になる方は是非一度ご覧になってみてください。

【※口呼吸を治したい方必見】お勧めの改善グッズはこちら!

まとめ

今回の記事では、気管支喘息やアスピリン喘息についてご説明するとともに、これらの病気とお酒との関連についてまとめました。

結果としては、アスピリン喘息の方はもちろん、気管支喘息の症状がある場合はお酒を飲んでアルコールを摂取することはなるべくなら控えた方がいいようですね。

大人になると、なかなかお酒を一滴も飲まないわけにはいかないという機会もあると思いますが、もしお酒を飲む際には十分に注意をして、飲みすぎないように注意してください。

今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。(^^)

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