※シムビコートの開封前、開封後の使用期限とは?

シムビコート(シムビコートタービュヘイラー)は、特に気管支喘息の治療に用いられる吸入タイプのお薬です。30吸入タイプのものと60吸入タイプのものの2つのタイプのものがあり、気管支喘息の他にはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の治療などにも用いられています。

気管支喘息と言えば、以前から吸入型のステロイド薬をその治療に用いるというのが一般的でしたが、最近ではその吸入型のステロイドに、呼吸を楽にする気管支拡張剤(β2刺激薬)を配合した合剤を用いるというのが主流になってきており、今回お話するシムビコートがその合剤として知られているお薬の1つになります。また、シムビコート以外では、アドエアやフルティフォーム、レルベアといったお薬がこの合剤として知られています。

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ここで、その気管支喘息とはいったいどのような病気なのかということを簡単に説明いたしますと、これは、何らかの原因によって気管支に慢性的な炎症が生じるようになり、それによって呼吸機能に障害が起きてしまうような呼吸器疾患のことを言います。そのため、その炎症を鎮めてくれる作用のあるステロイドを継続的に吸入しながら、徐々にその回復を目指すというのが気管支喘息の基本的な治療法となっているのですが、喘息の治療薬には、その用途に合わせて実は色々な治療薬が存在しています。

さて、今回はその治療薬の中でも特にシムビコートに関する情報について詳しくまとめていきたいと思いますが、そのシムビコートを使用するにあたっては、いくつか注意をしなければならないことがあります。まず、その1つが、使用期限を守るということです。今回この記事をご覧になっている方の多くは、そうしたシムビコートの使用期限、特に開封後の使用期限について気になっている方が多いのではないかと思いますが、今回の記事では、その開封後の使用期限に関する情報なども含めて、シムビコートに関する様々な情報をまとめていきたいと思います。

シムビコートの開封前、開封後の使用期限はどのくらい?お薬に使用期限があるのはどうして?

まず、結論から申し上げますと、シムビコートの開封前の使用期限につきましては、詳しくは外箱の方に表示されていますのでそちらを参考にするようにしてください。基本的には処方された時点では、使用期限までは大分余裕をもった期間となっていることと思いますが、一応確認をしてから使用するようにしましょう。

問題は開封後の使用期限になりますが、こちにつきましてはどんなお薬につきましても、早めに使い切るのが基本的なルールになります。まず、お薬は化学物質であるというのが大前提ですが、この化学物質は空気に触れたり、光が当たったり、湿気や温度などの影響によって、次第に劣化して壊れたり、別の物質に変性してしまうという特徴があります。その物質によってこういった特徴は変わってきますが、化学物質である以上、劣化の影響を避けることはできませんので、開封後は、なるべく早めに使いきるようにしましょう。

なので、開封後の使用期限につきましては、その薬が保管されている環境が大きく関係してくるということもあり、一概にこのくらいとは言えないというのが正直なところです。外箱やラベルに記載されている使用期限は、あくまで開封前の段階において、メーカー側が品質を保証している期間であるということをしっかりと覚えておくようにしましょう。

なので、もしシムビコートの開封後既に数カ月が経過しているという場合に、またお薬が必要となった場合には、もしまだ以前のものが使い切っていなかったとしても、新しい方を処方してもらってそちらを使用するようにしましょう。

シムビコートは60吸入タイプのもので薬価がだいたい6000円(5877.7円)であり、健康保険適用のもとであればその3割の約1800円で購入することができます。もちろん、そういったお薬を医師に処方してもらうためには診察費などもかかりますが、そういったものも含めても全体で何万円もかかるようなことはありません。

使って大丈夫かな?と不安に思いながら古い方を使うよりも、新しい方を安心して使える方が良いに決まっていますよね。以前使っていたものがまだ結構回数が残っているという場合には、それをもったいないと思ってしまう気持ちもわかりますが、もし新たに必要になった場合には、是非新しい方を開封して使うようにしましょう。

シムビコートってどんなお薬なの?気管支喘息ってどんな病気?

ここまで、シムビコートの開封後の使用期限などに関する情報についてまとめてきましたが、ここからは、ではそのシムビコートとはいったいどんなお薬なのか、他のお薬との違いや、そもそも気管支喘息っていったいどんな病気なのかということについてまとめていきたいと思います。

まず、これは最初にもご説明しましたが、このシムビコートを使って治療を行う気管支喘息という病気は、何らかの原因によって気管支に慢性的な炎症が生じるようになり、それによって呼吸機能に影響が表れるようになってしまうような呼吸器疾患のことを言います。

この病気の怖いところは、中にはその炎症が悪化した結果急激な気管支の収縮が起き、呼吸が困難になる発作の症状が起きてしまうことがあるということであり、中にはこれが重症化した結果、命を落としてしまうというケースもあります。そのため、この気管支喘息の治療においては、いかにその症状を悪化させずに治療をしていくか、ということが非常に重要になってきます。

このような背景があり、気管支喘息の治療薬は、その用途に合わせて大きく2つのタイプのものに分けることができます。その2つというのは、気管支喘息の症状を悪化させずに、その症状をコントロールしながら回復を目指すための長期管理薬と、万が一発作が起きてしまったときに、その症状を鎮めるために用いる発作治療薬の2つです。もし、気管支喘息を治療するとなった場合には、基本的にはこのどちらのお薬も処方されるため、どんな時にどのお薬を使うのか、ということをきちんと把握しておく必要があります。

また、その2つのタイプの中にも、実はその用途に合わせてまたいくつかのお薬が存在しています。この、長期管理薬、及び発作治療薬にはそれぞれどのようなお薬があるのかということにつきましては、以下の記事の中で詳しくまとめていますので、気になる方は是非一度目を通してみてください。

【※喘息大人の治療に使われる薬の種類一覧はこちら】吸入ステロイドの効果とは?…

さて、そして今回お話しているシムビコートというお薬は、その2つのタイプのうち、長期管理薬の方に分類される吸入ステロイドというお薬と、気管支の炎症の結果気管が細くなり、呼吸がしづらくなっている気管を拡げるための気管支拡張剤(長時間作用型β2刺激薬)という2つのタイプのお薬を一緒にしたお薬となっており、最初にもお話しましたが、最近ではこういった合剤のお薬を使用するというのが気管支喘息の治療の主流になってきています。

このシムビコートは、基本的には朝夕1回ずつ吸入し、1日2吸入行うというのが基本として定められていますが、症状によっては、医師から朝夕2吸入ずつといわれる場合もあります。また、実はこのシムビコートは、他の合剤にはないある特徴があるので、次にその特徴について詳しく説明していきたいと思います。

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シムビコートにだけ認められている、他の合剤にはない特徴はこちら!

最初に説明しましたが、気管支喘息の長期管理薬として用いられる合剤には、このシムビコート以外に、アドエアフルティフォームレルベアといったお薬があり、それぞれそれに含まれている成分には若干の違いがあったりします。

ステロイドと気管支拡張剤が含まれているということには変わりないのですが、そのステロイド、気管支拡張剤にも、またいくつか種類があるのです。ちなみに、今回お話しているシムビコートというお薬には、ステロイド成分としては、「ブデソニド」という成分が含まれており、気管支拡張剤としては「ホルモテロール」という成分が含まれています。

そして、ここからがとても重要なのですが、実はこういった合剤のうち、今回お話しているシムビコートだけがそれを発作時にも使うことが有効であると認められており、このシムビコートを発作時に用いる使い方は、SMART療法(Symbicort Maintenance And Rliever Therapy)と呼ばれ、日本では平成24年の4月からこの使用法が認められるようになりました。

なぜ、シムビコートにおいてのみこのような使い方が認められているのかというと、実はこのシムビコートに配合されているホルモテロールという気管支拡張成分には、即効性があるということが認められているというというのがその理由です。

普通、長期管理薬として用いられる気管支拡張剤は、長時間作用するという特徴がある一方で、遅効性であるという特徴があるのですが、このホルモテロールは長時間作用型であるのに、即効性もあるという特徴があることから、今お話したような用法が認められるようになったのです。

つまり、このシムビコートというお薬は、それ1つで長期管理薬としても発作治療薬としても使うことができるという、非常に優秀なお薬になっているというわけなんですね。長期管理薬と発作治療薬は基本別々に処方されますが、とりあえず困ったときにはシムビコートを使えばよいということを頭に入れておけば、もしもの時も慌てずに対処できるというのが良いですよね。

では、このシムビコートを発作治療薬としても使うという場合の詳しい使い方について説明しますが、先ほど、このシムビコートは基本的に朝夕に1吸入ずつ、1日計2吸入するという説明をしましたが、このSMART療法の考え方でいくと、このシムビコートは、長期管理薬として使用する回数も含めて、1日最大6回までの使用が可能となっています。つまり、長期管理薬としての使用回数が朝夕に1回ずつであった場合、それ以外に4回まで発作治療薬として使用しても大丈夫ということです。(ちなみに、最大8吸入と伝えられているときもあるのですが、8吸入以上の臨床試験データが少ないため、もし8回以上吸入してしまったときには医療機関への相談が必要になるそうです。)

もし、シムビコートを処方される際には、こういった説明が医師の方からもきちんとされると思います。こういった特徴をしっかりと把握しておき、もしもの時には慌てずに対処できるようにしておきましょう(^^)

まとめ

今回の記事では、シムビコートの開封後の使用期限などに関する情報についてまとめますとともに、その他シムビコートに関する様々な特徴について詳しくまとめました。

喘息のお薬にも色々なものがありますが、今回お話したシムビコートは、その中で唯一、長期管理薬なのに、発作時にも使うことが有効とされているお薬になります。こういった特徴をしっかりと把握しておき、もしもの時にはあわてずに対処できるようにしておきましょう。

また、シムビコートの使用期限についてですが、薬に記載されている使用期限は、開封前の状態においてその品質を保証する期間と考えてください。なので、開封後は、以前使っていたものがまだ使えるとしても、何カ月も時間が経っている場合には、医師に相談をして、新しいものに変えてもらうようにしましょう。

今回の記事は以上になります。最期まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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