【※ヘルパンギーナの症状や原因とは?】空咳や痰が絡む咳の原因について解説します…

ヘルパンギーナとは、ウイルスの感染によって、口内に水疱性の発疹が多数できてしまうのが特徴的な症状である感染症です。主に、5歳以下の乳幼児が発症することが多い病気として知られていますのが、大人になってから発症することも珍しくありません。

また、このヘルパンギーナは、手足口病プール熱と合わせて夏に流行しやすい三大感染症としても知られています。手足口病はこのヘルパンギーナと同じウイルスが原因となる感染症であり、その名前からもわかるように、口に加えて手足にも水疱性の発疹の症状が表れます。

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普通感染症は冬などの乾燥する時期に流行するイメージがありますが、ヘルパンギーナなどの感染症の原因となるウイルスは高温多湿の環境の方が好むため、主に夏から秋にかけて流行する傾向があります。ヘルパンギーナは合併症を起こすと重症化してしまうこともあるので、早めの対処が重要です。

では、このヘルパンギーナとはいったいどのような病気なのか。その原因や症状、感染経路や治療に関する情報について、詳しくまとめていきたいと思います。

ヘルパンギーナの症状や原因はこちら!子供が咳をしていて口内に発疹が出来ていたら早めに病院に連れていきましょう…

ヘルパンギーナとは、主に夏に流行するウイルス性の感染症です。【ヘルパンギーナ】は、水疱を意味する【ヘルペス】と、喉の炎症を意味する【アンギーナ】を合わせて作られた造語であり、その名前の通り、水疱ができる喉の炎症が主な症状として表れる病気です。

このヘルパンギーナの原因となるものは主にエンテロウイルスという分類に属する、コクサッキーウイルスと呼ばれるウイルスです。このウイルスは高温多湿な環境を好むため、通常感染症が蔓延する冬ではなく、7月に感染のピークを迎える傾向にあります。

また、コクサッキーウイルスの感染によって発症するこのヘルパンギーナは、その患者の半分以上が、まだ免疫の弱い5歳以下の乳幼児です。しかし、乳幼児に多い病気には間違いありませんが、大人でも感染することもあり、大人の方の方が症状が重くなる傾向にあるため、もし自分の子供がヘルパンギーナを発症してしまった場合は注意が必要です。

ヘルパンギーナの主な感染経路は、くしゃみや咳による飛沫感染と、水疱の内容物に触れたときについてしまったウイルスが粘膜などに付着して感染する接触感染、そして罹患者の排泄物に含まれていたウイルスに触れてしまうことによって、それが感染へとつながる糞口感染の主に3つです。乳幼児に発症することが多い病気であるため、もし自分の小さいお子さんがヘルパンギーナを発症してしまった場合は、おむつを替えてあげたあとしっかりと手を洗うようにして、感染へとつながらないように気を付けましょう。

ヘルパンギーナを発症すると、先ほども書きましたように、喉の周りに水疱性の発疹が出来るほか、38度以上の高熱や、痰が絡む咳の症状などが表れます。もし子供が咳をしていて、つらい喉の痛みを訴えたり、口の中を確認して発疹が出来ているのが確認できた場合には、早めに病院に連れて行ってあげてください。ヘルパンギーナは稀に髄膜炎や心筋炎などの重度の合併症の原因になることもあるため、医師の指示のもと、しっかりと療養し症状を改善させるよう努めましょう。

ヘルパンギーナの治療法とは?ヘルパンギーナを治す薬ってあるの??

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突然ですが、皆さんは抗生物質というお薬をご存知でしょうか?抗生物質は、特定の感染症を発症した場合に処方され、その原因となる病原性微生物の増殖を防ぐ効果のあるお薬です。

この抗生物質は、肺炎や肺結核などの感染症を発症してしまった場合には、処方されますが、実は風邪や今回のヘルパンギーナを発症した場合には、その治療薬として処方されることはありません。これは何故かというと、風邪やヘルパンギーナの原因は主に「ウイルス」ですが、抗生物質とは、細菌にのみ効果を発揮する薬だからです。

細菌ウイルスはどちらも感染症の原因になることは間違いありませんが、実はこの2つは似ているようで全く異なる性質をもちます。

まず、ウイルスは細菌に比べるとずっと小さく、細胞を持たずに、タンパク質の外殻の内部に遺伝子(DNAやRNA)を持っているだけの存在で、人間などの細胞内でのみ増殖を行うことが出来ます。

これに対して、細菌は1つの細胞からなる単細胞生物であり。自分でエネルギーを作り出すこともでき、適切な環境下であれば細胞外であっても増殖を行うことが出来ます。

では、抗生物質は何故細菌にのみ効くのかというと、そもそも、抗生物質とは細菌が自分以外の細菌の増殖を抑えるために作り出している物質であり、細胞を持つ細菌にのみ働くよう設計されている成分だからです。

実は、いま言いましたように、現在細菌性の感染症の治療でごく一般的に用いられている抗生物質という薬は、もともとは細菌が体内で生成していたものなのです。世界で初めて発見された抗生物質は、1928年にアオカビから発見されたペニシリンと呼ばれるもので、このペニシリンは現在でも広く用いられています。

その後、抗生物質はペニシリン以外にもいくつもの種類が発見され、ある程度の細菌性の感染症においては、その細菌にあった抗生物質を処方することによって治療ができるようになりました。肺結核も以前は発症すると命を落とす方が大半であった難病でしたが、現在では抗生物質による治療を行うことによって治る病気になったのです。

ここで話は戻りますが、今回ご紹介しているヘルパンギーナは、その原因がウイルスであるため、治療薬はありません。残念なことに、現在どんなウイルスにも効くような薬というものは存在していないのです。風邪を治す薬はない、という言葉を聞いたことがある方も多いのではないかと思いますが、風邪という病気もその原因の大半がウイルスであるため、文字通り風邪を治す薬というものはないのです。

そのため、ヘルパンギーナを発症した時に処方される薬は、解熱剤などのヘルパンギーナの発症に伴う諸症状を緩和させる薬になります。

小さなお子さんの患者が多いことから、カロナールなどの弱い作用の解熱剤が処方されることが多いそうです。解熱剤はロキソニンなどの薬が一般的ですが、このカロナールとロキソニンの違いに関する情報はこちらの記事で解説しています。

ヘルパンギーナを発症してしまった場合、このような薬を飲みつつ、自然に症状が回復していくのを待つしかありません。安静にしていれば一週間ほどで症状は改善されるそうですが、ヘルパンギーナは口内の痛みがつらく、食事や水分をとらないことによって脱水症状になってしまうこともあるため、その点は気を付けてください。また、もし数日たっても症状が改善されない場合には今一度医師に相談するようにしましょう。

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その他、空咳や痰が絡む咳の原因となる病気には次のようなものがあります。

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今回ご紹介したヘルパンギーナは、ウイルスの感染によって喉に炎症が生じる病気であるため、その症状として咳の症状が表れますが、咳の症状が表れる病気には様々なものがあり、それは感染症によるものとは限りません。そこで、ここからは、痰が絡むような咳や、空咳(乾いた咳)の症状が特徴的な病気についていくつかご紹介していきたいと思います。

気管支喘息

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もし、特に熱はないのに空咳の症状が続いていたり、慢性的に息苦しさを感じるようなことがある場合は、気管支喘息を発症している可能性があります。気管支喘息とは、何らかの原因によって気管支が慢性的に炎症を起こすようになってしまう病気です。

今回解説したようなヘルパンギーナでは、ウイルスが感染していることによって喉に炎症が生じ、その結果咳の症状が表れていますが、気管支喘息の患者は、特に細菌やウイルスの感染が起きていないのに、気管支に慢性的に炎症が生じるようになってしまいます。つまり、免役の誤作動ともいえるのがこの気管支喘息という病気です。このように炎症を起こした気管支は非常に敏感な状態となっているため、アレルギー反応、過度な運動、タバコの煙、お酒などによってこの気管支が刺激を受けると急激に気管支が収縮を起こし、呼吸が困難になってしまうことがあります。これが、気管支喘息の患者にみられる発作の症状です。

気管支喘息に関する詳しい情報はこちらの記事で解説しています。

逆流性食道炎

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空咳の症状に加え、胃酸が上がってくるようなことがよくあるという方は、逆流性食道炎という病気を発症している可能性があります。逆流性食道炎とは、お酒の飲みすぎや、脂質の多い食事など、偏りのある食事が原因となって下部食道括約筋と呼ばれる胃と食道の間を閉じる働きのある筋肉の機能が低下し、胃の内容物が食道の方に逆流するようになってしまう病気です。

胃酸は食べ物を溶かす強い酸ですので、これが食道や喉の方にまで逆流するようになってしまうと、この胃酸が通った道がただれ、その影響から逆流性食道炎の患者は空咳の症状が表れるようになります。また、このように胃酸の影響によって食道が傷つくと、食道がんなどのリスクが高くなるといわれているため注意が必要です。

逆流性食道炎に関する詳しい情報はこちらの記事で解説しています。

肺炎

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風邪に見られる咳や熱の症状に加えて、胸の痛みなどの症状がある場合、その方は肺炎を患っている可能性があります。肺炎は現在高齢者の死因第三位でもあり、重症化すると命にもかかわる病気であるため早めに症状に気が付けるように注意が必要です。

肺炎の原因の多くは、肺炎球菌と呼ばれる細菌ですが、このほか、クラミジアニューモニエマイコプラズマなども肺炎の原因となります。特にクラミジアニューモニエやマイコプラズマによる肺炎はその症状などに特徴があるため、注意が必要です。

マイコプラズマ肺炎に関する情報はこちらの記事で、クラミジア肺炎に関する情報はこちらの記事で解説しています。

気胸

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気胸とは、肺の一部に穴が開いてしまう病気であり、この穴から漏れ出した空気によって肺が圧迫されることによって肺の痛みや空咳が引き起こされるのが主な症状である病気です。痩せている男性に多い病気として知られていますが、女性特有の月経に伴う気胸というものもありますので、これらの症状についてよく知っておくことが大切です。

この気胸に関する情報はこちらの記事でまとめています。

心臓病

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動悸や息切れ、胸の痛みや、原因のわからない空咳の症状があるという場合、その原因として心臓病も考えられます。これはもちろん頻繁にあるような病気ではありませんが、心臓にある弁がしっかりと機能せず、血流が逆流したりすると、肺がうっ血を起こすことによって空咳などの咳の症状が表れることがあるのです。この病気は、心臓弁膜症と呼ばれます。

心臓弁膜症に関する詳しい情報はこちらの記事で解説しています。

まとめ

今回の記事では、口内に水疱性の発疹が出来るヘルパンギーナに関する情報について詳しくまとめたほか、咳が出る原因となる病気に関する情報などについてまとめました。

普通感染症は冬に流行する傾向がありますが、このヘルパンギーナは夏に小さいお子さんを中心にみられる感染症ですので、小さい子供がいる場合には、夏であっても体調をしっかり管理してあげるよう気を付けてください。

また、もし現在原因のわからない咳、空咳の症状がある方がもしいらっしゃいましたら、ぜひ一度内科の医師や呼吸器内科の医師などに相談をするようにしてみてください。咳という症状は必ず何らかの原因があって表れてしまっている症状ですので、そのままにしておくとさらに症状がひどくなってしまう可能性があります。何事も早めの対処が重要ですので、気を付けましょう。

今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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