「口呼吸」と「鼻呼吸」、この2つは同じ「呼吸」ではありますが、このうち口呼吸は、非常に様々なデメリットを伴うとても危険な呼吸法であるということが最近分かってきています。
とても危険と聞いて少し大げさだと感じた方もいるかもしれませんが、実はこの口呼吸は、睡眠時無呼吸症候群の発症の原因となる他、幼少期に口呼吸をする習慣が身についてしまった場合には、なんとそれが歯並びや骨格にまで影響してしまう可能性があることが分かってきているのです。
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これについてはまた後程詳しくご説明していきたいと思いますが、今回この記事をご覧になってくださっている方のほとんどは、何らかの理由でそういった口呼吸を改善させたいと考えている方だと思います。
そこで今回の記事では、口呼吸がどんなデメリットを持つものなのか詳しくまとめますとともに、その口呼吸の改善をサポートするグッズとして知られるテープの中で、評価の高いおすすめのものをご紹介したいと思います。
目次
口呼吸はなんでいけないの??

そもそも、なぜ口呼吸をすることはよくないのでしょうか?いくつかご存知の方もいるかもしれませんが、この口呼吸がよくない呼吸法といわれている理由について、まずは詳しく説明していきたいと思います。
感染症を患いやすくなる

まず、口呼吸が慢性化してしまっている方は、鼻呼吸をしている方に比べて感染症を患いやすくなるといわれています。
実は、人間は本来鼻呼吸をする生き物なのですが、この時、鼻は外気をある程度清潔にしてから肺に送り届けるためのフィルターとしての役割を果たしています。
しかし、口の中にはそういった空気をきれいにするフィルターとしての役割を果たしてくれるものは存在しないので、口呼吸では、細菌やウイルスを含んだ空気をそのまま吸い込んでしまうということになります。そうすると、口呼吸をしている人は、鼻呼吸をしている人に比べて、感染症を発症してしまうリスクが必然的に上がってしまうのです。
口臭が強くなる
慢性的な口呼吸のデメリットとして、口臭も挙げられます。
口呼吸をすると口臭が強くなってしまうのは、口の中が乾きやすくなり、本来細菌(バクテリア)の増殖を抑える働きのある唾液が不足することによって、口内細菌が増殖してしまうためです。実は、口臭の最大の原因ともいえるのが、この口内における細菌の増加なのです。
歯並びや骨格が変わってしまう
小さいころに口呼吸をする習慣が身についてしまうと、それは、成長に伴う歯並びや骨格の変化にまで影響を及ぼすということが最近分かってきています。
口呼吸をしている方は常に口を開けた状態にあるので、それによって口周りの筋肉の低下などが起こって、歯並びが悪くなりやすいんだそうです。
また、もし小さい子供の口呼吸の原因が、アデノイドと呼ばれる鼻の奥にある組織の肥大によるものである場合、そのままにしておくと、その子供はアデノイド顔貌と呼ばれるまるであごが無いかのような独特の骨格になってしまう可能性があるため、注意が必要です。アデノイドの位置は以下の図を参考にしてください。

このアデノイド顔貌に関する情報は以下の記事でまとめていますので、気になる方は是非ご覧になってみてください。
→※アデノイド顔貌は治るの?その特徴や原因の口呼吸について解説します!
睡眠時無呼吸症候群の原因になる
睡眠時無呼吸症候群とは、その名前の通り、睡眠中に、10秒以上の無呼吸の症状を、一晩の間に何回も繰り返すようになってしまう病気です。この病気の患者は、ほとんどの場合睡眠中にいびきの症状を伴います。
その特徴から、この病気の患者は夜中に何度も脳が起きてしまうため、昼間に眠気が出てしまうなどの症状に悩まされてしまうそうですが、実はこの病気が近年注目されているのは、この病気をそのままにしてしまうといずれ脳血管障害、高血圧、心不全などの重大な病気の発症リスクが高くなる恐れがあるためなのです。
口呼吸が睡眠時無呼吸症候群の原因となってしまうのは、慢性的な口呼吸によって、舌が喉の奥に落ち込むようになってしまう低位舌と呼ばれる症状が起きることによって、その舌が寝ている間に気道の閉塞を促してしまうためであると考えられています。
この睡眠時無呼吸症候群に関する情報は、以下の記事で詳しくまとめています。
→【※注意】睡眠障害の原因は口呼吸って本当?その改善方法はこちら!
口呼吸の原因とは?

今回の記事では口呼吸の改善におすすめのテープをご紹介したいと思いますが、そもそも、なぜ口呼吸をする習慣は身についてしまうのか、場合によっては、その原因をはっきりさせないと、なかなか口呼吸は改善されない可能性があります。
口呼吸が慢性化してしまう原因として最もよく言われているのが、慢性的な鼻づまりの症状です。花粉症や副鼻腔炎などの症状があり、鼻づまりが起きてしまうと、空気を取り入れるために、いつの間にか口で呼吸をする癖が身についてしまうというわけです。
また、子供の場合には、先ほども説明しましたようにアデノイドの肥大も口呼吸の原因として考えられます。
また、いつの間にか口呼吸が身についてしまう原因としては、姿勢も挙げられます。普段から猫背の方は、自然と口が半開きになってしまい、口呼吸をしやすくなる傾向にあるそうです。
もしこれから口呼吸を改善したいと考えている方は、自分の口呼吸の原因は何なのか、今一度よく考えてみることがまず改善への第一歩かもしれません(^^)
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口呼吸の改善におすすめのテープはこちら!

現在は様々な医師が口呼吸について警鐘を鳴らしており、口呼吸があまり良くないものであるということが世間の方にも知られるようになりました。こういった背景もあって、現在ではそれを改善するための商品も数多く販売されています。
そういった中で、口呼吸を改善するための商品として最も一般的なのが、口が開かないように固定するテープではないかと思います。寝ている間に口で呼吸をしてしまうならば、口が開かないようにテープで固定してしまえば良い、というわけですが、非常に単純で原始的な考えではありますが、効果を実感していらっしゃる方は結構多いようです。
テープと言っても、その中でもまた色々と種類があるようですが、評価も高く、おすすめなのは、小林製薬から販売されているナイトミンです。この商品は1000円ほどで購入することができます。

ただ、試しに使ってみるという意味ではいいかもしれませんが、果たしてどれくらいの期間で口呼吸は治るのかというのは人によって違うと思いますし、ずっと使っていくとなるとちょっとお金がもったいないかも、と思う方もいるかもしれませんね^^;
今回口呼吸のテープについて調べているときに、自分は絆創膏で十分と言っていらっしゃる方もいたので、もしこれから改善に取り組む方は、市販の絆創膏で試してみる、というのも一つの手かもしれませんね。ただ、ナイトミンなどの商品はしっかりと口が開かないように設計された商品ですので、もちろん絆創膏よりはしっかりと固定してくれるものなんだと思います。
また、口呼吸を普段の生活の中で改善する方法として、様々な医師が、ガムを噛むという方法も提唱しています。キシリトール入りのガムを噛むことは歯の健康を保つためにも大切なことですので、もしこれから口呼吸を改善したいと考えている方は、是非取り入れてみてはいかがでしょうか?(^^)
まとめ

今回の記事では、口呼吸がもたらす様々なデメリットなどについてまとめますとともに、口呼吸を改善するためのおすすめのテープに関する情報などについて詳しくまとめました。
今回は口呼吸を改善する方法などについてまとめましたが、そもそも何故口呼吸をするようになってしまったのか、ということについてしっかりと見つめなおすことがまず大切です。慢性的な鼻づまりの症状がある場合には、その原因について知るためにも、一度耳鼻咽喉科の医師に相談をしてみましょう。
今回の記事は以上になります。最期まで読んでいただきありがとうございました(^^)
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