【※ストップ】口呼吸を改善する「あいうべ体操」とは?

口呼吸と鼻呼吸、この2つは、口で呼吸をするか、鼻で呼吸をするか、たったそれだけの違いのように思えてしまいますが、実は口呼吸は非常に様々な問題を伴う間違った呼吸法であるということが分かってきており、口呼吸が慢性化してしまうと、それはいずれ大きな「違い」となって、なんらかの症状として体に表れてしまう可能性があるんです。

例えば最近では、口呼吸は歯並びや顔の成長にまで関係してくるということが分かってきている他、なんと腎臓病までもが口呼吸と関連がある可能性があるんだそうです。口呼吸が腎臓病の原因になる、と聞いてもいまいちピンとこないと思うのですが、詳しくは記事の中で詳しくまとめていきたいと思います。

口呼吸が慢性化してしまっている方は、実は舌の機能が低下してしまっていることがその原因の1つとして考えられています。口呼吸が慢性化してしまっている方においては低位舌と呼ばれる症状が見られ、舌が喉の奥に落ち込んでしまい、これが気道の閉塞を招いてしまうことが、結論として口で呼吸をするよう促してしまうんだそうです。

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自分が低位舌かどうかは、今口を閉じた時に自分の舌がどこにあるかチェックすることで確認できます。本来舌は、上の歯のすぐ後ろに合って、上あごに軽くくっついているのが正しい位置とされているのですが、もし口を閉じた時に、舌が天井から離れてしまっている方は要注意です。ちょっとわかりづらいかもしれませんが、以下の図を参考にすると言っていることが分かるのではないかと思います。

この写真を見ていただくと分かりますように、低位舌の方は気道が狭くなっていて、いかにも息がしづらそうですよね。そのため、たくさん息を吸おうとして、またどんどん口呼吸が慢性化してしまうんです。そもそも低位舌の症状は、何らかの原因で口呼吸をしてしまうようになり、舌が本来あるべき位置から離れてしまうことから始まってしまう症状なので、口呼吸が低位舌を招き、その低位舌がまた口呼吸を慢性化させる、というまさに悪循環に陥ってしまうわけなんですね。

では、この低位舌はいったいどのようにして治したら良いのか、と言うことで、今回の記事の本題となる内容について説明したいと思うのですが、この低位舌を改善するトレーニングとして、近年あいうべ体操と呼ばれる体操が徐々に浸透しつつあります。これはみらいクリニックの院長を務める今井一彰さんという方が考案した体操なのですが、このあいうべ体操という名前を既に聞いたことがあるという方は多いかもしれませんね。まだ知らないという方には、是非今回の記事をきっかけに覚えていただきたいと思います。

ということで今回の記事では、低位舌、及び口呼吸が引き起こす問題にはどのようなものがあるのか詳しく説明しますとともに、その低位舌を解消し、口呼吸を鼻呼吸へと改善される効果が期待されるあいうべ体操について詳しくご紹介していきたいと思います。

低位舌と口呼吸、放っておくと本当に怖いんです…

脅かすような見出しで申し訳ありませんが、これは別に誇張して言っているのではなくて、低位舌や口呼吸によって引き起こされる問題は、知らないと本当に怖いものが多いんです^^;特に小さいころから口呼吸をしてしまう習慣が身についてしまうと、それは子供の成長にとっては深刻な問題を引き起こしてしまう可能性があることが分かってきています。

では、低位舌、及び口呼吸はいったいどんな問題を引き起こす原因になってしまうのか、詳しくまとめていきたいと思います。

1:感染症の発症リスクを高める

まず、口呼吸が慢性化してしまっている方は、鼻呼吸をしている方に比べて、感染症にかかるリスクが高くなるといわれています。

そもそも、口と鼻はどちらも呼吸ができる器官ではあるのですが、その本来の役割にはちゃんと違いがあり、鼻には、繊毛や粘液で異物を取り除くことで、空気をある程度綺麗にするフィルターとしての働きがある他、冷たい空気を加湿して温かい状態にしてから肺の方へ送る役割を担っています。

一方、口で呼吸をすると、冷たい空気を異物を多く含んだまま吸い込んでしまうようになるため、その影響から自然と感染症を発症するリスクは高くなってしまうそうです。

2:口臭や歯周病の原因になる

口呼吸が慢性化してしまうと、口臭が強くなったり、虫歯や歯周病がひどくなる可能性があるとされています。これは口呼吸によって口内が乾燥し、口内細菌の繁殖を抑える役割を担う唾液が不足してしまうのがその原因です。

知らない方も多いかもしれませんが、私たちの口内には、実に300種類もの細菌が存在しているといわれています。ただ、こういった細菌も普段は唾液の自浄作用によってその繁殖が抑えられているわけですが、口呼吸が慢性化してしまうと、乾燥した環境を好む細菌はここぞとばかりに増えてしまい、結果細菌の塊であるプラークなどもできやすくなって、これが歯周病や口臭の原因になってしまうのです。

3:睡眠時無呼吸症候群の原因になる

睡眠時無呼吸症候群とは、その名前の通り、睡眠中に息ができなくなり、10秒以上の無呼吸を何度も何度も繰り返してしまう病気です。中には、1分以上も呼吸が止まってしまう方もいるそうです(-_-;)

この病気の方は、無呼吸の影響から何度も夜中に脳が起きてしまうため、結果十分な休養が取れず、昼間に眠気が表れてしまうのがその主な症状として知られています。

しかし、この病気が近年注目されている理由はそこではなく、実はこの病気は、症状をそのままにしておくと、脳血管障害高血圧心不全などの重大な病気のリスクが高くなる可能性があるということが分かってきているんだそうです。

睡眠時無呼吸症候群はその多くの方がひどいいびきの症状を伴うそうなので、これにあてはまる方は注意が必要ですが、この睡眠時無呼吸症候群は、まさに最初にお話しした低位舌によって引き起こされてしまうと考えられています。特に寝ている間は重力の影響もあって舌が喉に落ち込みやすいので、その舌が気道をふさいでしまい、その結果呼吸が苦しくなって無呼吸になってしまう、ということなんです。

ちなみに、この睡眠時無呼吸症候群は何となく中年の方に多い病気というイメージがある方も多いと思うのですが、子供でも発症することがあるそうです。詳しくはこちらのサイトなどを参考にしてみてください。

4:骨格や歯並びにまで影響を及ぼす

実は、口呼吸が小さいころから身についてしまうと、それは顔の骨格や歯並びにまで影響してくるということが分かってきています。口呼吸が骨格や歯並びにまで影響すると聞いても、いまいちピンとこないと思うのですが、実はこれにも、最初に説明した舌の位置が大きく関係しています。

まず、先ほど舌は、上の歯のすぐ後ろにあって、天井に軽くくっついているのが正しい位置であるという話をしたのですが、そのまま唾を飲み込むと、その舌に、天井を押し返すような力が入るということが分かると思います。

実はこれがとても重要で、この舌が天井を押し返す力は、正中口蓋縫合と呼ばれる上あごのつなぎ目を押し拡げる重要な役割を担っていると考えられています。

このつなぎ目は12歳位まではまだ柔らかく、容易に広がるそうなのですが、舌の力がこのつなぎ目を広げ、上あごを正しく成長させることによって、歯が並ぶスペースが確保されることが、綺麗な歯並びを作るためには非常に重要なことなんだそうです。正中口蓋縫合は以下の写真を参考にしてください。

人は1日に2000回近くものを飲み込むといわれており、そう考えると、この力がいかに重要なものであるかということはよくわかりますよね。

また、小さい頃から口呼吸が身についてしまった方は出っ歯になりやすく、その影響から、まるで顎が無いかのような、独特な顔つきに成長してしまう可能性があることが分かってきています。この顔つきはアデノイド顔貌と呼ばれているのですが、このアデノイド顔貌については以下の記事で詳しく説明していますので、気になる方は是非ご覧になってみてください。

※アデノイド顔貌は治るの?その特徴や原因の口呼吸について解説します!

また、低位舌は上あごの成長を妨げ、出っ歯になりやすくしてしまうというだけではなく、歯と歯の間に隙間を作ってしまうこともあるんだそうです。例えば以下の写真がそうなのですが、これをみるといかに舌の位置が大事かというのがよくわかりますよね^^;低位舌が進行し、上の歯と下の歯の間でその舌が常に前歯を押すような感じになってしまうと、このような歯の生え方をしてしまうんですね。

5:腎臓病の原因になる可能性がある

最初に少し説明しましたが、実は口呼吸が慢性化してしまうと、それはiga腎症と呼ばれる腎臓病の発症リスクを高めてしまう可能性があるということが現在指摘されています。このiga腎症とは、体内に存在するigaと呼ばれる抗体が抗原と結合して複合体を作り、それが腎臓内部の器官の一部分に蓄積することによって、段々と腎臓が機能不全に陥ってしまう病気です。この病気は、症状が進行すると透析治療も必要になります。

口で呼吸をすることが腎臓にまで影響するってどういうこと?本当に関係あるの?と、私も最初は思ったのですが、どうやらこの話に嘘は無いようで、口呼吸が確実に関係しているという証拠は無いようですが、この患者を2000人以上診てきたという堀田さんという医師の方によると、その患者の多くにおいて慢性的な口呼吸患者において見られる特徴が観察されたということらしいのです。これはいったいなぜなのでしょうか…

詳しくは以下の記事でまとめていますので、気になる方は是非読んでみてください。

【※注意】口呼吸が腎臓病の原因に?「iga腎症」とは?…

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低位舌、口呼吸を改善する「あいうべ体操」とは?

口呼吸、そして低位舌がいかに多くの問題を引き起こす原因になってしまうか、ここまで読んでいただいた方にはその怖さがよくわかっていただけたのではないかと思うのですが、最近では、この低位舌、及び口呼吸を改善する体操として、「あいうべ体操」と呼ばれるものが広まってきています。

あいうべ体操とは、顔の筋肉、及び舌を鍛えることによって、低位舌を解消し、鼻呼吸への改善を促すとされるトレーニング法です。この体操はみらいクリニック院長の今井一彰さんという方が考案した方法で、本も出版されている他、以前にはテレビでも紹介されています。

そのあいうべ体操のやり方ですが、以下の図を参考にしてもらうと分かりやすいと思います。あいうべ体操という名前からもわかりますように、あ~い~う~べ~と口を大きく動かすようにする体操なんですね(^^)

個人差はあるそうですが、この体操を3週間ほど続けると、少しずつ効果が表れてくるそうです。もし自分は低位舌かも、と思う方は是非この体操を普段から取り入れ、また自分の子供が低位舌かもしれないという方は、一緒にあいうべ体操に取り組んであげてみてください(^^)

また、中にはガムを使った低位舌改善法を紹介している医師の方もいます。これは普段何気なくできる方法でもありますので、こちらのサイトなどを参考にして取り入れてみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回の記事では、口呼吸、及び低位舌が引き起こす様々な問題に関する情報について詳しくまとめますとともに、その症状を改善する効果が期待されるあいうべ体操についてご紹介しました。

もし、いびきを指摘されたり、朝起きると口の渇きがひどいという方は、寝ている間に口呼吸をしてしまっている可能性が高いです。それが睡眠時無呼吸症候群などに発展してしまう前に、是非今回ご紹介したあいうべ体操などを取り入れ、その改善に取り組んでみてください。

また最近では、その口呼吸を改善するためのグッズも色々と販売されていますので、そういったものを活用してみるというのも1つの方法です。口呼吸の改善グッズに関する情報は以下の記事でまとめていますので、気になる方は是非一度ご覧になってみてください。

【※ストップ】口呼吸の矯正サポーターに効果はあるの?

今回の記事は以上になります。最期まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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