※口呼吸が出っ歯の原因に?矯正して治す方法に関する情報はこちら…

皆さんは、口呼吸をすることが歯並びの悪化や出っ歯の原因になるといわれていることをご存知でしょうか?呼吸の仕方と出っ歯になることにいったいどんな関係があるの?本当にそんなことあるの?とお感じになる方もいらっしゃると思うのですが、実際、小さいころから口呼吸をする習慣が身についてしまうと、いくつかの理由から歯並びが悪くなってしまうということが分かってきているんです。

じゃあ、大人になってから口呼吸をやめれば、出っ歯も治すことができるのかというと、もちろんそういうわけでもありません。大人になると顎の形や歯並びも定着してしまうので、出っ歯などを治すためには、しっかりとした矯正治療などを行う必要があります。

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しかし、近年ではこの歯並びの矯正技術も日々進歩してきていますので、しっかりと時間をかけて治療を行えば、気になる歯並びも綺麗に治すということも可能になってきてはいます。ただ、もし本当に歯並びが口呼吸と関係しているのであれば、自分の子供には、矯正治療が必要にならないように、是非綺麗な歯並びに成長してほしいですよね。

そこで今回の記事では、口呼吸が出っ歯の原因になるといわれているのはいったいなぜなのか、口呼吸と歯並びとの関係について詳しくまとめますとともに、もし歯並びが悪くなってしまった場合には、矯正によってその歯並びを治す方法にはどんなものがあるのかということについて詳しくまとめていきたいと思います。

口呼吸をすると歯並びが悪くなったり出っ歯になるといわれているのはどうして?

歯並びというと、何となく遺伝的な要因がそのほとんどを占めてしまいそうな気がしてしまいますが、最近では、小さいころからの日々の習慣が歯並びの成長と大きく関係しているということが分かってきています。

例えば、咀嚼回数の低下によって顎がちゃんと成長しなかったり、頬杖などの癖もまた出っ歯の原因になるといわれていますが、最近では、慢性的に口呼吸をしてしまうことが、出っ歯になる原因になるということもわかってきているのです。

では、なぜ慢性的な口呼吸が歯並びに影響してくるのかという話になりますが、これには口呼吸をするという習慣が、低位舌とよばれる舌の機能低下を招くことが大きく関係してきます。

低位舌とはその名前の通り、舌が低位、つまり喉の奥に落ち込んでいってしまう症状のことであり、この症状は近年、気道の閉塞を招き、睡眠時無呼吸症候群の原因になるということからも注目されています。

皆さんも、今自分が低位舌になっていないか是非チェックしてみてください。その方法は簡単で、ちゃんと口を閉じた時に、自分の舌がどこにあるのかを確認していただくだけです。

もしこの時に舌の上面が、口内の天井部分に軽くぴたっとくっついているという方はとりあえずは安心していただいて大丈夫です。そこが、本来舌があるべき正しい位置であるといわれています。

しかし、この時にすでに舌が天井にくっついていないという方は要注意!これに該当する方は、既に低位舌の症状が進行してしまっている可能性が高いので、早めにその改善に取り組んだ方が良いでしょう。

実際、先ほど舌が正しい位置にあった方でも、口をぽかんとあけてみると、舌が天井を離れ、ほったらかしの状態になってしまうということが分かると思います。この状態がずっと続いてしまうと、段々と舌の機能が衰え、喉の奥の方に落ちていってしまうんですね。

ちなみに、以下の写真は正常な方と低位舌が起きている方の写真を比較したものになりますが、これをみていただくと、その違いが良くわかるのではないかと思います。

また、低位舌が起きている方においては、喉の奥に落ち込んだ舌が気道を圧迫してしまっているということもわかりますよね。この低位舌の症状は特に夜寝ているときには無意識のうちに進行してしまいやすくなるそうで、中にはこの舌が呼吸を困難にするほど気道をふさいでしまい、これが先ほど申し上げた睡眠時無呼吸症候群の原因になってしまうそうです。

睡眠時無呼吸症候群の患者の中には1分以上の無呼吸を何度も何度も繰り返してしまうという方もいるそうで、近年、こういった体への負担が心不全や脳血管障害などの重大な病気の発症リスクを高める危険性があるということから、睡眠時無呼吸症候群、そして、低位舌の症状は非常に注目され、その改善が呼びかけられるようになってきています。

さて、ではなぜこの低位舌が歯並びと関係してくるのか、という話に戻りたいと思いますが、先ほど舌が正しい位置にあった方は、今なにか、唾でもいいので飲み込んでみてください。すると、その舌に天井を押し返すような力が入るということが分かりますでしょうか?

実は、この力が非常に大切なものなんだそうで、この力が幼少期に正中口蓋縫合と呼ばれる上顎のつなぎ目を押し広げてくれることが、歯が綺麗に並ぶためのスペースを確保するためには非常に重要なことなんだそうです。正中口蓋縫合の写真は以下のものを参考にしてください。

歯並びが悪くなったり、出っ歯になったりというのは、歯が綺麗に並ぶためのスペースがきちんと確保されていないということがその根本的な原因にあります。歯が生える本数はみんな一緒なので、あまりスペースがないところに無理に歯が生えてこようとすると、それが歯並びを悪化させたり、出っ歯になったりする原因になってしまうんですね。

この上顎は12歳位まではまだ柔らかく、非常に簡単にその形が変化するそうなのですが、実際舌が天井を押し返す程度の力に本当にそんな役割があるの?と思う方も中にはいるかも知れません。しかし、人が1日にものを飲み込む回数は2000回以上とも言われており、これがあるのとないのでは大きな差があるということは間違いありません。

しかし、その舌の位置が出っ歯などの原因になってしまうのは、それだけが理由ではありません。低位舌が起きてしまうと、その舌の先は上の歯と下の歯との間で前歯を押すような形になってしまい、これも出っ歯を引き起こす原因になってしまうのです。

それってどういうこと?と感じると思うのですが、以下の写真をご覧になっていただければ、どういうことなのかよくお分かりになると思います。これをみると、いかに舌の位置が大切かということがよくわかりますよね(*_*)

まとめますと、口呼吸をする習慣が低位舌を引き起こし、その低位舌が歯並びにまで影響してくる、ということになります。もし現在小さいお子さんがいらっしゃるという方や、これから子供がほしいと考えている方は、その子が口呼吸になってしまわないように是非気を付けてください。

また、実はこの口呼吸という症状は、近年非常に問題の多い間違った呼吸法であるということが指摘されており、最近ではある腎臓病リウマチの根本的な原因になってしまうということに加え、アレルギー症状の発症や悪化とも密接な関係があるということが分かってきています。詳しくは以下の記事でまとめていますので、気になる方は是非一度ご覧になってみてください。

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歯並びを治すにはどうしたらいいの?歯並びの矯正方法などについてまとめます!

歯並びはいったん定着してしまうと、これを治すというのはなかなか簡単なことではありません。現在、歯並びを治すための矯正方法には様々なものがありますが、やはりどの方法にしても、2年ほどの期間を目安とした長期にわたる矯正が必要になります。

ただ、実際にその矯正を行った方の前後の写真を見てみると、その差は明らかです。なので、あくまで個人的な意見ではありますが、歯並びをずーっと気にしてしまうくらいなら、早めにその矯正に取り組んだ方がいいと私は思います。

とはいえ、まだまだ費用が高いのは確かですが、歯磨きをするのがもはや当たり前になった今の時代、これからは入れ歯ではなく、高齢になっても自分の歯でものを食べられるという方はどんどん増えてきます。もはや、歯は一生を通して付き合っていくもの、という存在になりつつありますので、歯並びを治すために数十万円を使うとしても、それは決して高い買い物ではないのではないでしょうか?

さて、では今現在、その歯並びを治すための方法にはいったいどんなものがあるのか、ということについて詳しく説明していきたいと思います。

1:ブラケット矯正法

歯の矯正と聞くと、皆さん銀のワイヤーで歯を繋いでいる方法がすぐに思い浮かぶのではないかと思うのですが、これはブラケット矯正と呼ばれていて、1つ1つの歯にブラケットと呼ばれる器具を取り付け、それをワイヤーで引っ張ることで、時間をかけて歯並びを治すことができます。

費用は約80万円ほどで、だいたい2年以上の矯正期間が必要になります。また、見た目が気になる、という方もたくさんいらっしゃると思うのですが、この方法は今でも最も主流な方法であり、その信頼性は非常に高いので、本気で治したいのであれば、やはりこのブラケット矯正にするのが間違いないのではないかと思います。

最近では、このブラケットを歯の裏側に取り付けるという方法も徐々に用いられるようになってきていますが、こちらは歯の表側に取り付けるよりも少し値段が高くなり、また表側に取り付けるよりもまだ矯正するのが少し技術的に難しくなるそうです。ただ、人と会ったときに歯の矯正をしているのが分からない、というのは非常に大きなメリットですよね。もう少しすると、こちらの方が主流になってくるのではないかと思います。

ちなみに今回の記事では、歯並びが悪くなる原因は歯の並ぶスペースがきちんと確保されないことにあるという話をしましたが、実際、このブラケット矯正をする場合でも、何本か歯を抜いてから行う場合が多いようです。

2:マウスピース矯正法

最近では、歯並びを治す方法としてマウスピースを使った方法も取り入れられています。

マウスピースは自分でも簡単に取り外すことができるというのがメリットではありますが、1日20時間くらいは装着しておかなければならないようですので、実際はそんなに自由につけたりとったりしないようにした方がいいことは間違いないでしょう。

また、こちらも費用は上下でやはり80万円程度するそうで、期間も2年程度はかかるようなので、技術的にも信頼性が高いブラケット矯正を選択するのが無難なのではないかと思います。

3:外科手術

歯並びが悪いといっても、その症状は人によって様々なのは言うまでもありませんね。例えば、上の歯が出っ歯になってしまうのに対して、上の歯よりも下の歯が前に出てしまっている、いわゆる受け口になってしまっている方もいます。

こういう方は特にそうなのですが、先ほど挙げたような方法では矯正が難しいと判断された場合には、外科手術によって歯並びを治す必要がある場合もあります。

手術と聞くと怖い印象がありますが、実際この治療を行っている方もこれまでに沢山いらっしゃいますし、普通に矯正を行うよりも大幅な矯正効果が期待できるそうです。ちょっと自分の歯並びは治すのが難しいんじゃないか、と思う方でも、外科手術も視野に入れて、一度信頼できる歯科医師の方に相談をしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回の記事では、口呼吸が出っ歯などの原因になってしまう理由について説明しますとともに、その歯並びを治すための矯正方法に関する情報などについて詳しくまとめました。

言うまでもないことだとは思いますが、自分の子供にはこういった矯正が必要にならないように、綺麗な歯並びに成長してほしいですよね。歯並びは日々の習慣が大きく関係してきますので、是非小さいお子さんがいる場合には、その子に口呼吸や頬杖などの癖が無いか注意してみてあげるようにしてください。

今回の記事は以上になります。最期まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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