嚥下機能の低下に要注意!誤嚥性肺炎の症状や口呼吸との関連はこちら!

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)とは嚥下(えんげ:物を飲み下すこと)機能の低下によって、細菌を含んだ食べ物や飲み物、胃食道逆流物が誤って肺に入ってしまい、そこで細菌が繁殖し、炎症を起こすことによって発症する肺炎のことを言います。この誤嚥性肺炎は、特に高齢者の方に多い肺炎として知られています。

私たちの喉は奥の方で気管と食道の2本に分岐しており、このうち気管は、食事をしているときは喉頭蓋(こうとうがい)という弁でふたをされているため、普通はこの気管に食べ物が入ってしまうというようなことはありません。

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しかし、高齢化によって、食事中に喉頭蓋を閉じる反射機能が衰え、嚥下機能が低下してしまうと、この気管に食べ物などが入りやすくなり、結果その奥にある肺で細菌が繁殖してしまうということになるのです。気管と食道の分岐点の位置や、誤嚥性肺炎の一連のメカニズムは以下の図を参考にしてください。

先ほども言いましたように、この誤嚥性肺炎の最も大きな原因と言っていいのが、加齢による嚥下反射機能の低下なのですが、実は慢性的に口呼吸をしてしまうようになると、それも結果的に誤嚥性肺炎の発症リスクを高めてしまうということが現在指摘されています。

そこで今回の記事では、誤嚥性肺炎とはいったいどんな病気なのか、その症状や特徴について詳しくまとめますととも人、誤嚥性肺炎と口呼吸の関連について詳しくまとめていきたいと思います。

嚥下機能の低下に要注意!誤嚥性肺炎の症状とは?

誤嚥性肺炎とは、嚥下機能の低下によって、細菌を含んだ食べ物や飲み物が誤って気管に入ることによって発症する肺炎のことであり、特にお年寄りの方に多い肺炎として知られています。なんと、お年寄りの肺炎の70%以上が誤嚥性肺炎とも言われているんです。

誤嚥性肺炎は細菌を含んだ食べ物や飲み物が気管に入ることが発症につながるという話をしましたが、実は、気管に細菌が入ってしまう可能性があるのは食事中だけではなく、寝ている時にも細菌が入り込んでしまう可能性があるそうです。

寝ている場合に細菌が入り込んでしまうのは、胃の内容物の逆流が起こり、それを誤嚥してしまった場合です。この場合、胃酸の影響によって気道粘膜がただれてしまうため、より肺炎になりやすいと指摘されています。

食事中の誤嚥であれば多少気を付けることはできますが、寝ている間にこういった誤嚥が起きてしまうというのは、かなり怖いことですよね。そのため、食べた後すぐには横にならず、2時間程度は座位を保つことなどが大切になってくるそうですが、もし実際に肺炎になってしまった場合にどのような症状が表れるのか、ということを把握しておくことも非常に重要になってきますよね。

私はまだ祖母が健在ですが、祖母と話をしている時や、ご近所さんの話をしているときなどに、たびたびこの誤嚥性肺炎が話題にあがります。つい先日、近所に住んでいた私の祖母と仲の良かった高齢の女性の方が他界してしまったのですが、その方も肺炎がきっかけで一気に体力がなくなってしまったようでした。入院したということは知っていたのですが、最近まで非常に元気だったので、命を落としてしまったと聞いたときには本当に驚き、祖母も大変ショックを受けていました。

若いうちならしっかりと治療すれば治るような病気でも、年齢を重ねると、それが命を落とす原因になってしまう可能性があるんだということを最近しみじみと感じます。もし身の回りにご高齢の方がいるという方は、是非、普段と様子が異なるところはないか、気にかけてあげてください。

誤嚥性肺炎を発症した時の症状としては、激しい咳が出る、高熱が出る、濃い色の痰がでる、息苦しさなどが挙げられるそうですが、この辺りは比較的わかりやすいですよね。自分でも気が付きますし、周りにいる方もその体調の変化に気が付きやすいと思います。

しかし中にはこのような目立った症状が見られず、何となく元気がなかったり、食事が遅かったり、いつもよりむせていたりなど、こういったわずかな変化の原因が誤嚥性肺炎の発症によるものであったということもあるそうです。お年寄りの肺炎は早めの対応がカギとなりますので、もしご家族にご高齢の方などがいる場合には、こうした僅かな変化であっても気づいてあげられるように、是非普段から気にかけてあげるようにしてください。

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口呼吸が誤嚥性肺炎の発症リスクを高めるのはどうして?

誤嚥性肺炎は、細菌を含んだ食べ物や飲み物が、嚥下の際に誤って気管に入ってしまうことによって発症する肺炎なのですが、実は、口呼吸が慢性化してしまうと、それは誤嚥性肺炎の発症リスクを高めてしまうと指摘している医師の方もいます。

口呼吸と鼻呼吸はどちらも同じ「呼吸」ではありますが、実は口呼吸は非常に多くのデメリットを伴う危険な呼吸法であるということを皆さんはご存知でしょうか。今では、日本人の大半が口呼吸をしてしまっているとも言われているのですが、皆さんも普段、気が付くと口をぽかんとあけてしまい「はあ、はあ、」と口で呼吸をしてしまっていることってありませんか?

ちょっとでも心当たりがある方は注意が必要ですが、実は、口で呼吸をしてしまうと、口内が乾燥しやすくなってしまうため、鼻で呼吸をしている方に比べて口内で細菌が繁殖しやすくなってしまうと言われています。

誤嚥性肺炎は口内に存在する細菌が原因となって発症する肺炎ですが、実は口の中に細菌がいるということ自体はなんら珍しいことではありません。なんと、人の口の中には300種類の口内常在菌がいるといわれています。

しかしこういった細菌は、普段は唾液の自浄作用によってその繁殖が抑えられているため、口の中にいても、それがすぐに悪さをしてしまうというわけではありません。しかし、免疫力が低下してしまったり、こういった細菌類が異常に増加してしまうと、それは時に人間の細胞に感染し、何らかの病気の原因になってしまうことがあるのです。

人によってその頻度は様々ですが、私達は普段、基本的にはたまにしか風邪をひいたりしませんよね。これは、その原因となる細菌やウイルスと出会わないから病気にならないわけではなく、出会っても体の免疫の力がそれらが細胞に感染するのを防いでいるから病気にならないのです。

気管支喘息という病気は、気道の免疫システムが余計に働き、常に炎症を起こしてしまうことによって、その気道が細くなってしまうことが呼吸困難などにつながる呼吸器疾患として知られていますが、その治療において免疫の働きを抑える吸入ステロイドを使用した場合、使用後にしっかりとうがいをして口内に付着した余計な分を洗い流さないと、口の中の免疫の力まで弱くなり、菌が異常に繁殖を起こしてしまうことがあります。(口腔カンジダ症)

このように、口の中には常に色々な細菌類が存在しているため、それらが悪さをしないようにするためには、鼻呼吸を定着させ、常に口内の自浄作用が働くようにしておくことがとても大切なのです。

また、口呼吸をしてしまうことは、そもそも嚥下機能の低下につながると指摘している医師の方もいます。

いずれにせよ、口をあけて呼吸をしてしまうことは、肺炎やその他の感染症の発症につながってしまう可能性があるため、もし心当たりがある方は早めに改善に取り組むようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、誤嚥性肺炎の特徴や症状に関する情報や、口呼吸と誤嚥性肺炎の関連に関する情報について詳しくまとめました。

実は、口呼吸が口内の細菌を増加させてしまう原因になるということは口呼吸によるデメリットのほんの一部であり、その他にも、現在口呼吸は様々な問題点が指摘されています。詳しくは以下の記事でまとめていますので、気になる方は是非ご覧になってみてください。

【※注意※】口呼吸が睡眠に与える影響とは?

また、今回の記事では誤嚥性肺炎の特徴や症状についてまとめましたが、人はどうしても歳をとると嚥下機能が低下してしまい、食べ物や飲み物が気管に入りやすくなってしまいます。もしご家族にお年寄りの方がいる方は、是非その方の体調の変化を普段から気にかけてあげるようにしてください。

今回の記事は以上になります。最期まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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