※口呼吸が脳への酸素供給に影響するって本当?…

皆さんは普段、自分が鼻で呼吸をしているか、口で呼吸をしているか意識をしていますか?もし1日自分の呼吸法を意識してみて、気が付いたら口をぽかんとあけて口呼吸をしてしまっていた、ということがありましたら、是非これからはそうならないように鼻呼吸への改善に取り組んだ方が良いでしょう。

口呼吸と鼻呼吸、この2つは同じ「呼吸」ではありますが、実は口呼吸は非常にデメリットの多い間違った呼吸法であるということが指摘されており、現在多くの医師がその改善を呼びかけています。中には知らないと本当に怖い問題もあって、なんと最近では、小さいころから口呼吸をしてしまうとそれは歯並びや顔つきにまで影響してくるということが分かってきているんだそうです。

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その他にも本当に様々な問題が指摘されているのですが、その1つに、口呼吸はへの酸素供給に影響し、集中力の低下などを招くとも指摘されています。これはいったいどういうことなのか?口呼吸も空気を取り込んでいることには間違いないのに、これが酸素供給量に影響するというのは不思議な話ですよね。

そこで今回の記事では、口呼吸と脳との関連、口呼吸と酸素供給量に関する情報について詳しくまとめますとともに、その他口呼吸が引き起こす様々な問題に関する情報について詳しくまとめていきたいと思います。

脳の機能低下には口呼吸が関わっていた??口呼吸と酸素供給量との関連とは…

私たちが活動するためには酸素が必要不可欠であると言うのは当たり前のことですが、実は過去の研究から、口呼吸と鼻呼吸とでは、体への酸素供給量に違いが生じるということが分かってきているんだそうです。

例えば、アメリカのYosh Jeffersonという歯科医師の方は、口呼吸は鼻呼吸に比べて体への酸素供給量が18%も低下するということを発見し、これを研究結果として報告しています。何故口呼吸と鼻呼吸とでは酸素供給量に違いが生じるのか、何となく口の方がたくさん空気を吸い込めている気もしますが、実は酸素を体に取り込ませるためには、空気の質が非常に重要なんだそうです。

まず、本来呼吸をするのは鼻の役割であり、口は呼吸をするための器官ではないと指摘されています。口呼吸をするのは言語が発達した我々人類だけであり、人間以外の哺乳類は基本的には口で呼吸ができないとも言われているんです。

そのため、本来呼吸をするための器官である鼻は、より質の高い空気を肺に届けるためのフィルターとしての機能を果たたすように出来ています。鼻毛やそれよりも細い繊毛、粘膜が細菌やウイルス、ほこりなどをキャッチしてくれるのです。また、鼻の奥では空気が加湿されて温められ、非常に肺胞になじみやすい状態となってから肺へと届けられるそうです。

しかし、口にはフィルターとしての機能はなく、吸い込んだ空気はそのまま肺へと届けられてしまうため、このような違いから、鼻呼吸と口呼吸とでは、酸素供給量に違いが表れてしまうのではないかと指摘されています。

そして、この酸素供給量の影響を特に受けてしまうのが、ものを考えるための脳です。脳は体に供給された酸素の20%以上を消費するとも言われているため、慢性的な口呼吸は脳の酸素不足を招いて、集中力の低下や、体の疲れなどの原因になってしまうということが指摘されています。

なんだか勉強していても集中力が続かない、という方は、もしかしたら口呼吸をしてしまっていないかよく振り返ってみてください。集中力を持続させるためのカギは、あなたの呼吸法にあるのかもしれません。

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その他、口呼吸が引き起こす可能性がある問題はこちら!

口呼吸が酸素供給量や脳の働きと関係しているという話は大変興味深い話ですが、実は口呼吸によって引き起こされる可能性がある問題には、その他にも現在様々なものが指摘されています。

中には知らないと本当に怖いと感じるものもありますので、もし現在口呼吸の疑いがある方は、今からご紹介する内容を参考にして、これからは是非口呼吸をしないように気を付けてください。

では、口呼吸が引き起こす可能性がある問題にはどんなものがあるのか、詳しくまとめていきたいと思います。

1:感染症の発症リスクを高める

まず、口呼吸が慢性化してしまっている方は、鼻呼吸をしている方に比べて、感染症にかかるリスクが高くなるといわれています。

これは先ほど説明した鼻と口の機能の違いが大きく関係しており、口にはフィルターとしての役割はないため、口呼吸だと感染症の原因となる細菌やウイルスをのまま吸い込んでしまうようになるのがその理由です。

なんだか風邪をひきやすいという方は、もしかしたら普段口で呼吸をしてしまっているということはありませんか?

2:口臭や歯周病の原因になる

口呼吸が慢性化してしまうと、口臭が強くなったり、虫歯や歯周病がひどくなる可能性があるとされています。これは口呼吸によって口内が乾燥し、口内細菌の繁殖を抑える役割を担う唾液が不足してしまうのがその原因です。

知らない方も多いかもしれませんが、私たちの口内には、実に300種類もの細菌が存在しているといわれています。ただ、こういった細菌も普段は唾液の自浄作用によってその繁殖が抑えられているわけですが、口呼吸が慢性化してしまうと、乾燥した環境を好む細菌はここぞとばかりに増えてしまい、結果細菌の塊であるプラークなどもできやすくなって、これが歯周病や口臭の原因になってしまうのです。

3:睡眠時無呼吸症候群の原因になる

睡眠時無呼吸症候群とは、その名前の通り、睡眠中に息ができなくなり、10秒以上の無呼吸を何度も何度も繰り返してしまう病気です。中には、1分以上も呼吸が止まってしまう方もいるそうです(-_-;)

この病気の方は、無呼吸の影響から何度も夜中に脳が起きてしまうため、結果十分な休養が取れず、昼間に眠気が表れてしまうのがその主な症状として知られています。

しかし、この病気が近年注目されている理由はそこではなく、実はこの病気は、症状をそのままにしておくと、脳血管障害高血圧心不全などの重大な病気のリスクが高くなる可能性があるということが分かってきているんだそうです。

睡眠時無呼吸症候群はその多くの方がひどいいびきの症状を伴うそうなので、これにあてはまる方は注意が必要ですが、今回お話している口呼吸が睡眠時無呼吸症候群の原因になる可能性があるのは、口呼吸が低位舌と呼ばれる症状の原因になる可能性があるからです。

皆さんは普段、自分の舌の位置を意識することなんてほとんどないと思うのですが、口をしっかりと閉じて舌の位置を意識すると、舌は上の歯のすぐ後ろにあって、口の中の天井部分に軽くくっついているということが分かると思います。

これが、本来正しいとされている舌の位置なのですが、口で呼吸をするために口をぽかんとあけてみると、その舌は天井から離れてしまいますよね。このぽかん口で口呼吸をする習慣が身についてしまうと、いつの間にか舌は段々と喉の奥の方に落ち込んでしまうようになり、この症状を、低位舌と呼ぶのです。以下の画像を見ていただくと低位舌がどんなものか分かりやすいかと思います。

そして、この低位舌こそが、口呼吸を慢性化させてしまう1つの原因として指摘されています。上の画像を見ていただくと、低位舌の方は正常な方に比べ、舌によって気道がふさがれてしまい、息を吸いづらそうですよね?すると、低位舌の方はさらに息を吸いやすいように口で呼吸をする癖がついてしまうんだそうです。まさに悪循環ですね…!

そして、この低位舌の症状が特にひどくなるのが寝ている時であり、今起きている状態でも、口をあけて上を向くと、舌は何となく喉の方に落ち込んでしまうというのが分かると思います。そして、この低位舌の症状がひどくなると、寝ているときに喉に落ち込んだ舌によって呼吸が苦しくなり、その抵抗からいびきが出たり、睡眠時無呼吸症候群の症状が表れてしまうと考えられているのです。

ちなみに、この睡眠時無呼吸症候群は何となく中年の方に多い病気というイメージがある方も多いと思うのですが、子供でも発症することがあるそうです。詳しくはこちらのサイトなどを参考にしてみてください。

4:骨格や歯並びにまで影響を及ぼす

実は、口呼吸が小さいころから身についてしまうと、それは顔の骨格や歯並びにまで影響してくるということが分かってきています。口呼吸が骨格や歯並びにまで影響すると聞いても、いまいちピンとこないと思うのですが、実はこれにも、先ほど説明した舌の位置が大きく関係しています。

まず、先ほど舌は、上の歯のすぐ後ろにあって、天井に軽くくっついているのが正しい位置であるという話をしたのですが、そのまま唾を飲み込むと、その舌に、天井を押し返すような力が入るということが分かると思います。

実はこれがとても重要で、この舌が天井を押し返す力は、正中口蓋縫合と呼ばれる上あごのつなぎ目を押し拡げる重要な役割を担っていると考えられています。

このつなぎ目は12歳位まではまだ柔らかく、容易に広がるそうなのですが、舌の力がこのつなぎ目を広げ、上あごを正しく成長させることによって、歯が並ぶスペースが確保されることが、綺麗な歯並びを作るためには非常に重要なことなんだそうです。正中口蓋縫合は以下の写真を参考にしてください。

人は1日に2000回近くものを飲み込むといわれており、そう考えると、この力がいかに重要なものであるかということはよくわかりますよね。

また、小さい頃から口呼吸が身についてしまった方は出っ歯になりやすく、その影響から、まるで顎が無いかのような、独特な顔つきに成長してしまう可能性があることが分かってきています。この顔つきはアデノイド顔貌と呼ばれているのですが、このアデノイド顔貌については以下の記事で詳しく説明していますので、気になる方は是非ご覧になってみてください。

※アデノイド顔貌は治るの?その特徴や原因の口呼吸について解説します!

また、低位舌は上あごの成長を妨げ、出っ歯になりやすくしてしまうというだけではなく、歯と歯の間に隙間を作ってしまうこともあるんだそうです。例えば以下の写真がそうなのですが、これをみるといかに舌の位置が大事かというのがよくわかりますよね^^;低位舌が進行し、上の歯と下の歯の間でその舌が常に前歯を押すような感じになってしまうと、このような歯の生え方をしてしまうんですね。

また、低位舌の方は寝ているときに呼吸が苦しくなってしまうため、その結果横を向いて寝てしまうようになり、その影響から顔のどちらかの側面に偏って重力がかかってしまうため、これも歯並びを悪くする原因になると指摘されています。歯並びと口呼吸、及び低位舌は本当に密接な関係を持っているんですね(-_-;)

5:腎臓病の原因になる可能性がある

最初に少し説明しましたが、実は口呼吸は、iga腎症と呼ばれる腎臓病の発症リスクを高めてしまう可能性があるということが現在指摘されています。このiga腎症とは、体内に存在するigaと呼ばれる抗体が抗原と結合して複合体を作り、それが腎臓内部の器官の一部分に蓄積することによって、段々と腎臓が機能不全に陥ってしまう病気です。この病気は、症状が進行すると透析治療も必要になります。

口で呼吸をすることが腎臓にまで影響するってどういうこと?本当に関係あるの?と、私も最初は思ったのですが、どうやらこの話に嘘は無いようで、口呼吸が確実に関係しているという証拠は無いようですが、この患者を2000人以上診てきたという堀田さんという医師の方によると、その患者の多くにおいて慢性的な口呼吸患者において見られる特徴が観察されたということらしいのです。これはいったいなぜなのでしょうか…

詳しくは以下の記事でまとめていますので、気になる方は是非読んでみてください。

【※注意】口呼吸が腎臓病の原因に?「iga腎症」とは?…

まとめ

今回の記事では、口呼吸が酸素供給や脳の働きと関連するという話の他、慢性的な口呼吸が引き起こす可能性がある様々な問題に関する情報について詳しくまとめました。

なんだか体が疲れやすい、仕事が手につかない、というような方は、もしかしたらいつの間にか口をぽかんとあけてしまい、口呼吸をしてしまっているというようなことはありませんか?もし心当たりがあったり、これからそういう口呼吸をしている自分に気が付いたら、是非早めに鼻呼吸への改善に取り組むようにしましょう。

口呼吸の改善方法については以下の記事で詳しくまとめています。

【※ストップ※】口呼吸を治す方法とは?

今回の記事は以上になります。最期まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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