【※注意】若者に口呼吸が多い理由とは?…

口呼吸と鼻呼吸、この2つは同じ「呼吸」ではありますが、実はこのうち口呼吸は非常に問題の多い間違った呼吸法であるということが指摘されており、現在多くの医師の方がその改善を呼びかけています。

この口呼吸は、小さいころから慢性化してしまうと特に重大な問題を引き起こす原因になる可能性があるということが分かってきており、最近では慢性的な口呼吸は歯並びや顔つきにまで影響を及ぼすことが分かってきている他、IgA腎症と呼ばれる腎臓病や、リウマチを発症させる原因になる可能性があるとまで指摘されています。口呼吸が腎臓病を引き起こすとはいったいどういうことなのか、詳しくは記事の中でまとめていきたいと思います。

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皆さんも普段、気が付くとぽかんと口をあけて口呼吸をしてしまっていることがあるという方も意外と多いのではないかと思いますが、実は最近では、この口呼吸をしてしまう若者は増加傾向にあるといわれており、なんと中には、20代の若者の90%は口呼吸であると言うデータもあるそうです。果たしてこの原因はいったい何なのでしょうか。

そこで今回の記事では、慢性的な口呼吸が引き起こす様々な問題に関する情報について詳しくまとめていきますとともに、口呼吸をしてしまう若者が増加してしまう原因について詳しくまとめていきたいと思います。

気が付くと口呼吸になっている方は要注意!慢性的な口呼吸が引き起こす問題とは?

鼻呼吸と口呼吸、これは鼻で呼吸をするのか口で呼吸をするのかという僅かな違いのように感じてしまいますが、1日2万回以上も行われる呼吸を、鼻でするのか、口でするのかというのは実は長い期間で考えると非常に大きな違いなんです。

呼吸は本来鼻の役割であり、口はものを食べるための器官であって、呼吸をするための器官ではありません。慢性的に口呼吸をしてしまうのは数ある哺乳類の中でも私達人間だけであるといわれており、その間違った呼吸法は、いずれ様々な悪影響を体に及ぼす原因になってしまう可能性があるということが現在指摘されています。

それでは、その慢性的な口呼吸の症状が引きおこす問題にはいったいどんなものがあるのか、詳しくまとめていきたいと思います。

1:感染症の発症リスクを高める

まず、口呼吸が慢性化してしまっている方は、鼻呼吸をしている方に比べて、感染症にかかるリスクが高くなるといわれています。

そもそも、口と鼻はどちらも呼吸ができる器官ではあるのですが、その本来の役割にはちゃんと違いがあり、鼻には、繊毛や粘液で異物を取り除くことで、空気をある程度綺麗にするフィルターとしての働きがある他、冷たい空気を加湿して温かい状態にしてから肺の方へ送る役割を担っています。

一方、口で呼吸をすると、冷たい空気を異物を多く含んだまま吸い込んでしまうようになるため、その影響から自然と感染症を発症するリスクは高くなってしまうそうです。

2:集中力の低下や体の疲れを引き起こす

口呼吸が慢性化してしまうと、それは集中力の低下や体の疲れを引き起こす原因になってしまうということも指摘されています。

実は過去に行われた研究において興味深いデータを示すものがあり、なんと口呼吸は、鼻呼吸に比べて、体への酸素供給量が18%も減少するということが報告されています。

何となく口の方がたくさん空気を取り込めているような気がしてしまいますが、実は空気中の酸素を肺胞に取りこませるためには空気の湿度や温度が重要であり、その点に着目すると、口から吸った空気に比べ、鼻から取り込んだ空気の方が、結果的によく肺胞になじむんだそうです。

こういった理由もあって、口呼吸をしてしまう方は何となく集中力が低下しやすかったり、体が疲れやすいといわれています。なんだか最近体がだるい…そう感じる方は、もしかしたらいつの間にか口呼吸をしてしまっているようなことはありませんか?

3:口臭や歯周病の原因になる

口呼吸が慢性化してしまうと、口臭が強くなったり、虫歯や歯周病がひどくなる可能性があるとされています。これは口呼吸によって口内が乾燥し、口内細菌の繁殖を抑える役割を担う唾液が不足してしまうのがその原因です。

知らない方も多いかもしれませんが、私たちの口内には、実に300種類もの細菌が存在しているといわれています。ただ、こういった細菌も普段は唾液の自浄作用によってその繁殖が抑えられているわけですが、口呼吸が慢性化してしまうと、乾燥した環境を好む細菌はここぞとばかりに増えてしまい、結果細菌の塊であるプラークなどもできやすくなって、これが歯周病や口臭の原因になってしまうのです。

4:睡眠時無呼吸症候群の原因になる

睡眠時無呼吸症候群とは、その名前の通り、睡眠中に息ができなくなり、10秒以上の無呼吸を何度も何度も繰り返してしまう病気です。中には、1分以上も呼吸が止まってしまう方もいるそうです(-_-;)

この病気の方は、無呼吸の影響から何度も夜中に脳が起きてしまうため、結果十分な休養が取れず、昼間に眠気が表れてしまうのがその主な症状として知られています。

しかし、この病気が近年注目されている理由はそこではなく、実はこの病気は、症状をそのままにしておくと、脳血管障害高血圧心不全などの重大な病気のリスクが高くなる可能性があるということが分かってきているんだそうです。

睡眠時無呼吸症候群はその多くの方がひどいいびきの症状を伴うそうなので、これにあてはまる方は注意が必要ですが、今回お話している口呼吸が睡眠時無呼吸症候群の原因になる可能性があるのは、口呼吸が低位舌と呼ばれる症状の原因になる可能性があるからです。

皆さんは普段、自分の舌の位置を意識することなんてほとんどないと思うのですが、口をしっかりと閉じて舌の位置を意識すると、舌は上の歯のすぐ後ろにあって、口の中の天井部分に軽くくっついているということが分かると思います。

これが、本来正しいとされている舌の位置なのですが、口で呼吸をするために口をぽかんとあけてみると、その舌は天井から離れてしまいますよね。このぽかん口で口呼吸をする習慣が身についてしまうと、いつの間にか舌は段々と喉の奥の方に落ち込んでしまうようになり、この症状を、低位舌と呼ぶのです。以下の画像を見ていただくと低位舌がどんなものか分かりやすいかと思います。

そして、この低位舌こそが、口呼吸を慢性化させてしまう1つの原因として指摘されています。上の画像を見ていただくと、低位舌の方は正常な方に比べ、舌によって気道がふさがれてしまい、息を吸いづらそうですよね?すると、低位舌の方はさらに息を吸いやすいように口で呼吸をする癖がついてしまうんだそうです。まさに悪循環ですね…!

そして、この低位舌の症状が特にひどくなるのが寝ている時であり、今起きている状態でも、口をあけて上を向くと、舌は何となく喉の方に落ち込んでしまうというのが分かると思います。そして、この低位舌の症状がひどくなると、寝ているときに喉に落ち込んだ舌によって呼吸が苦しくなり、その抵抗からいびきが出たり、睡眠時無呼吸症候群の症状が表れてしまうと考えられているのです。

ちなみに、この睡眠時無呼吸症候群は何となく中年の方に多い病気というイメージがある方も多いと思うのですが、子供でも発症することがあるそうです。詳しくはこちらのサイトなどを参考にしてみてください。

5:骨格や歯並びにまで影響を及ぼす

実は、口呼吸が小さいころから身についてしまうと、それは顔の骨格や歯並びにまで影響してくるということが分かってきています。口呼吸が骨格や歯並びにまで影響すると聞いても、いまいちピンとこないと思うのですが、実はこれにも、先ほど説明した舌の位置が大きく関係しています。

まず、先ほど舌は、上の歯のすぐ後ろにあって、天井に軽くくっついているのが正しい位置であるという話をしたのですが、そのまま唾を飲み込むと、その舌に、天井を押し返すような力が入るということが分かると思います。

実はこれがとても重要で、この舌が天井を押し返す力は、正中口蓋縫合と呼ばれる上あごのつなぎ目を押し拡げる重要な役割を担っていると考えられています。

このつなぎ目は12歳位まではまだ柔らかく、容易に広がるそうなのですが、舌の力がこのつなぎ目を広げ、上あごを正しく成長させることによって、歯が並ぶスペースが確保されることが、綺麗な歯並びを作るためには非常に重要なことなんだそうです。正中口蓋縫合は以下の写真を参考にしてください。

人は1日に2000回近くものを飲み込むといわれており、そう考えると、この力がいかに重要なものであるかということはよくわかりますよね。

また、小さい頃から口呼吸が身についてしまった方は出っ歯になりやすく、その影響から、まるで顎が無いかのような、独特な顔つきに成長してしまう可能性があることが分かってきています。この顔つきはアデノイド顔貌と呼ばれているのですが、このアデノイド顔貌については以下の記事で詳しく説明していますので、気になる方は是非ご覧になってみてください。

※アデノイド顔貌は治るの?その特徴や原因の口呼吸について解説します!

また、低位舌は上あごの成長を妨げ、出っ歯になりやすくしてしまうというだけではなく、歯と歯の間に隙間を作ってしまうこともあるんだそうです。例えば以下の写真がそうなのですが、これをみるといかに舌の位置が大事かというのがよくわかりますよね^^;低位舌が進行し、上の歯と下の歯の間でその舌が常に前歯を押すような感じになってしまうと、このような歯の生え方をしてしまうんですね。

また、低位舌の方は寝ているときに呼吸が苦しくなってしまうため、その結果横を向いて寝てしまうようになり、その影響から顔のどちらかの側面に偏って重力がかかってしまうため、これも歯並びを悪くする原因になると指摘されています。歯並びと口呼吸、及び低位舌は本当に密接な関係を持っているんですね(-_-;)

6:腎臓病やリウマチの原因になる可能性がある

まだあるのかよ!と思ってしまいますが、実は口呼吸は、iga腎症と呼ばれる腎臓病の発症リスクを高めてしまう可能性があるということが現在指摘されています。このiga腎症とは、体内に存在するigaと呼ばれる抗体が抗原と結合して複合体を作り、それが腎臓内部の器官の一部分に蓄積することによって、段々と腎臓が機能不全に陥ってしまう病気です。この病気は、症状が進行すると透析治療も必要になります。

口で呼吸をすることが腎臓にまで影響するってどういうこと?本当に関係あるの?と、私も最初は思ったのですが、どうやらこの話に嘘は無いようで、口呼吸が確実に関係しているという証拠は無いようですが、この患者を2000人以上診てきたという堀田さんという医師の方によると、その患者の多くにおいて慢性的な口呼吸患者において見られる特徴が観察されたということらしいのです。これはいったいなぜなのでしょうか…

詳しくは以下の記事でまとめていますので、気になる方は是非読んでみてください。

【※注意】口呼吸が腎臓病の原因に?「iga腎症」とは?…

また、このiga腎症に関連して、最近ではリウマチなどの病気にも口呼吸が関連しているのではないかと指摘されています。詳しくは以下の記事をご覧ください。

※リウマチの原因は口呼吸?口呼吸と扁桃病巣感染症の関係とは?…

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あなたは大丈夫?口呼吸をしてしまう若者が増加している理由とは?…

さて、ここまで読んでいただいた方には、口呼吸がいかに危ない呼吸法であるのかということがよくわかっていただけたのではないかと思います。特に、子供や若者のうちから口呼吸が癖になってしまうと、それはあとあと様々な問題を引き起こす原因になってしまう可能性がありますので要注意です。

しかし最近では、この口呼吸をしてしまう若者は増加傾向にあると指摘されているということをご存知でしょうか?具体的には、20代の若者の90%は口呼吸であるとも言われているんです。もちろんずーっと口をぽかんとあけて口呼吸をしているということではないと思いますが、例えばテレビを見ている時や、スマホをいじっているとき、勉強しているときなど、あまり人目を気にしない時に無意識のうちに口呼吸になってしまっているという方は非常に多いのではないでしょうか。

また、日本病巣疾患研究会が公開している記事の内容によりますと、幼児を対象に行った調査では、保護者からの申告でその21%において口呼吸をしている傾向が見られたそうで、小学校高学年になると、専門家が見た結果その約5割の子供において口呼吸をしていることが分かったそうです。

また、東大医学部で医師を務め、日本免疫治療研究会会長も務めている西原克成氏の話によると、アレルギー体質の人はそのほぼ100%が口呼吸をしているそうです。最近ではアレルギー体質の方も増加傾向にあるといわれていますので、若者の口呼吸の増加と、アレルギー体質の方の増加は、決して無関係ではないでしょう。

いったいどのくらいの方が口呼吸をしているのか、というのを大規模に行った調査結果というものは未だに無いようですが、様々な専門家の方が口をそろえて、口呼吸をしている方、特に若者は増加傾向にあると言っています。なので、その傾向があるということ自体には間違いは無いのでしょうが、ではなぜ最近では口呼吸をしてしまう若者は増加傾向にあるのでしょうか。

その原因として挙げられているものにはいくつかあるのですが、まず1つ目が、食生活の変化です。最近ではパンやファーストフードを主食とする若者が増え、昔のように固いものを食べる機会が少なくなってしまったため、それが口周りの筋肉の機能を弱らせてしまうことが、口呼吸の増加につながっているのではないかと指摘されています。

また、これは若者だけではなく、日本人全体に言えることなのですが、日本人は特におしゃぶりを早くにやめさせてしまうことが、口呼吸を慢性化させる原因になってしまっているということが指摘されています。最近ではおしゃぶりを1歳までさせない、もしくはもともとさせないという方も増えてきていますが、なんと欧米ではおしゃぶりを3歳から4歳くらいまでさせているということも珍しくないそうで、このおしゃぶりをさせておくということは、実は鼻呼吸を定着させるためには非常に大切なことなんだそうです。

また、会話の減少や、口遊び(口笛など)の減少もまた、口呼吸を誘発する原因になってしまうということが指摘されています。

口呼吸は非常に様々な問題を引き起こす原因になってしまいますが、逆に言えば、何か現在問題になっている症状がある場合には、口呼吸を改善することによってその症状も良くなるかもしれません。実際、アトピー性皮膚炎の症状に悩んでいた方で、口呼吸対策を行った結果はるかに症状が良くなったという例もあります。

以下の写真がその患者の症状の変化の様子を示したものなのですが、18歳の方で、口呼吸対策を3カ月行った結果、このように症状が良くなったそうです。この変化には驚きですよね。

アトピー性皮膚炎以外にも、花粉症などのアレルギーの症状がある場合には、慢性的な口呼吸がその症状をひどくしてしまっているのかもしれません。もし口呼吸をしてしまっている自分に気が付いたら、是非早めにその改善に取り組むようにしましょう(^^)

まとめ

今回の記事では、口呼吸が引き起こす様々な問題に関する情報について詳しくまとめますとともに、日本人や特に若者に口呼吸が多い理由などについて詳しくまとめました。

自分は大丈夫、と思っていても、例えばぼーっとしているときなどに気が付くと口で呼吸をしてしまっているという方は意外と多いのではないかと思います。これまでそんなこと考えたことが無かったという方も、これからは是非意識していただき、もし口呼吸をしている自分に気が付いたら早めに鼻呼吸への改善に取り組むようにしましょう。

また、その口呼吸の改善方法に関する情報は以下の記事で詳しくまとめていますので、気になる方は是非一度ご覧になってみてください。

【※ストップ※】口呼吸をやめる方法とは?

今回の記事は以上になります。最期まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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