【※警告】口呼吸の割合が8割?鼻呼吸との違いについて解説します!

口呼吸と鼻呼吸、これはどちらも同じ「呼吸」ではありますが、実は両者には明確な違いがあり、口呼吸は非常に様々なデメリットを伴う危険な呼吸法であるとして、現在様々な医師がその改善に取り組むよう呼びかけています。

人間は当たり前のように口で呼吸をすることができますが、実は、哺乳類の中で口呼吸ができるのは私達人間だけであると言われています。犬はよく「ハッハッハ」、と口で呼吸しているようなところが見受けられますが、あれは舌で体温調節をしているだけで、呼吸自体は鼻で行っているんだそうです。

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そもそも、私達人間も、本来は鼻で呼吸をする生き物であるとされています。生まれて間もないころ、特にまだ母乳を飲んでいる頃は、誰もが鼻呼吸をしているんだそうです。しかし、母乳を飲まなくなり、体が成長してくると、何らかの原因で口呼吸をするようになってしまう割合が増加してくると考えられています。

そして、現在では日本人の半数以上の割合の方が口呼吸をしているとも言われており、一部では8割もの割合の方がいつの間にか口呼吸をしているとも言われています。特に、睡眠中にいびきをしている方は口で呼吸をする習慣が身についてしまっている可能性がありますので、注意が必要です。

そこで今回の記事では、口呼吸と鼻呼吸との違いについて説明しますとともに、なぜ現在はこれほどまでに多く割合の方が口呼吸をしているのか、そもそも、なぜ口呼吸をすることは良くないのかということについて、詳しく解説していきたいと思います。

口呼吸と鼻呼吸の違いとは?口呼吸がもたらすデメリットはこちら…

口呼吸と鼻呼吸の違い、それはもちろん口で呼吸をするか鼻で呼吸をするかの違いにあるわけですが、実は鼻と口は同じ「呼吸」ができる器官であっても、その役割には明確な違いがあります。

そもそも、全ての哺乳類、私達人間も、本当であれば鼻呼吸をする生き物なんだそうです。それがいつの間にか口で呼吸をする割合の方が増えてきてしまっているわけなんですが、実はこの口呼吸は非常に多くのデメリットを伴う呼吸法であるとして、現在多くの医師がその改善を呼びかけています。

では、その口呼吸がもたらすデメリットとはいったい何なのか、詳しくみていきましょう。

感染症にかかるリスクを高める

まず、口呼吸が慢性化してしまっている方は、鼻呼吸をしている方に比べて、感染症にかかるリスクが高くなるといわれています。

そもそも、口と鼻はどちらも呼吸ができる器官ではあるのですが、その本来の役割にはちゃんと違いがあり、鼻には、繊毛や粘液で異物を取り除くことで、空気をある程度綺麗にするフィルターとしての働きがある他、冷たい空気を加湿して温かい状態にしてから肺の方へ送る役割を担っています。

一方、口で呼吸をすると、冷たい空気を異物を多く含んだまま吸い込んでしまうようになるため、その影響から自然と感染症を発症するリスクは高くなってしまうそうです。

口臭の原因や、歯周病の原因となる

口呼吸が慢性化してしまうと、口臭が強くなったり、虫歯や歯周病がひどくなる可能性があるとされています。これは口呼吸によって口内が乾燥し、口内細菌の繁殖を抑える役割を担う唾液が不足してしまうのがその原因です。

知らない方も多いかもしれませんが、私たちの口内には、実に300種類もの細菌が存在しているといわれています。ただ、こういった細菌も普段は唾液の自浄作用によってその繁殖が抑えられているわけですが、口呼吸が慢性化してしまうと、乾燥した環境を好む細菌はここぞとばかりに増えてしまい、結果細菌の塊であるプラークなどもできやすくなって、これが歯周病や口臭の原因になってしまうのです。

睡眠時無呼吸症候群の原因になる

睡眠時無呼吸症候群とは、その名前の通り、睡眠中に息ができなくなり、10秒以上の無呼吸を何度も何度も繰り返してしまう病気です。

この病気の方は、無呼吸の影響から何度も夜中に脳が起きてしまうため、結果十分な休養が取れず、昼間に眠気が表れてしまうのがその主な症状として知られています。

しかし、この病気が近年注目されている理由はそこではなく、実はこの病気は、症状をそのままにしておくと、脳血管障害高血圧心不全などの重大な病気のリスクが高くなる可能性があるということが分かってきているんだそうです。

睡眠時無呼吸症候群はその多くの方がひどいいびきの症状を伴うそうなので、これにあてはまる方は注意が必要ですが、今回お話している口呼吸が睡眠時無呼吸症候群の原因になる可能性があるのは、口呼吸が低位舌と呼ばれる症状の原因になる可能性があるからです。

皆さんは普段、自分の舌の位置を意識することなんてほとんどないと思うのですが、口をしっかりと閉じて舌の位置を意識すると、舌は上の歯のすぐ後ろにあって、口の中の天井部分に軽くくっついているということが分かると思います。

これが、本来正しいとされている舌の位置なのですが、口で呼吸をするために口をぽかんとあけてみると、その舌は天井から離れてしまいますよね。このぽかん口で口呼吸をする習慣が身についてしまうと、いつの間にか舌は段々と喉の奥の方に落ち込んでしまうようになり、この症状を、低位舌と呼ぶのです。

そして、この低位舌の症状が特にひどくなるのが寝ている時であり、今起きている状態でも、口をあけて上を向くと、舌は何となく喉の方に落ち込んでしまうというのが分かると思います。そして、この低位舌の症状がひどくなると、寝ているときに喉に落ち込んだ舌によって呼吸が苦しくなり、その抵抗からいびきが出たり、睡眠時無呼吸症候群の症状が表れてしまうと考えられているのです。

骨格や歯並びにまで影響を及ぼす

実は、口呼吸が小さいころから身についてしまうと、それは顔の骨格や歯並びにまで影響してくるということが分かってきています。口呼吸が骨格や歯並びにまで影響すると聞いても、いまいちピンとこないと思うのですが、実はこれにも、先ほど説明した舌の位置が大きく関係しています。

まず、先ほど舌は、上の歯のすぐ後ろにあって、天井に軽くくっついているのが正しい位置であるという話をしたのですが、そのまま唾を飲み込むと、その舌に、天井を押し返すような力が入るということが分かると思います。

実はこれがとても重要で、この舌が天井を押し返す力は、正中口蓋縫合と呼ばれる上あごのつなぎ目を押し拡げる重要な役割を担っていると考えられています。

このつなぎ目は12歳位まではまだ柔らかく、容易に広がるそうなのですが、舌の力がこのつなぎ目を広げ、上あごを正しく成長させることによって、歯が並ぶスペースが確保されることが、綺麗な歯並びを作るためには非常に重要なことなんだそうです。正中口蓋縫合は以下の写真を参考にしてください。

人は1日に2000回近くものを飲み込むといわれており、そう考えると、この力がいかに重要なものであるかということは良くわかりますよね。

また、小さい頃から口呼吸が身についてしまった方は出っ歯になりやすく、その影響から、まるで顎が無いかのような、独特な顔つきに成長してしまう可能性があることが分かってきています。この顔つきはアデノイド顔貌と呼ばれているのですが、このアデノイド顔貌については以下の記事で詳しく説明していますので、気になる方は是非ご覧になってみてください。

※アデノイド顔貌は治るの?その特徴や原因の口呼吸について解説します!

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あなたは大丈夫?口呼吸をしている人の割合とは?…

口呼吸がどれだけ多くのデメリットを伴うものであるか、というのは良くわかっていただけたと思うのですが、実は最近では、この口呼吸を行う習慣が身についてしまっている割合は増加傾向にあるとされています。

過去に幼児を対象に行われた調査では、保護者からの申告で、約21%の割合の幼児において口呼吸が認められたそうです。また、小学校高学年を対象に行われた専門家の診察では、その割合は倍以上の約半数の方において見られたそうで、一部では子供の約8割が口呼吸を行っているとも言われています。

大人において大規模に口呼吸の割合を調査したデータというものはありませんが、いずれにせよ、こういった口呼吸を行う習慣が子供のころから身についてしまったためか、口呼吸を行う割合は大人でも非常に多いと考えられています。

では、なぜ現代に生きる私たちは、これほどまでに口呼吸を行うようになってしまったのでしょうか。そもそも、口呼吸を行ってしまうようになる原因とはいったい何なのでしょうか。

現在、口呼吸を行ってしまう原因としては、鼻の空気の通り道が狭い鼻の穴が小さいといった構造上の問題に加え、アデノイド肥大や、花粉症慢性鼻炎の影響によって鼻から呼吸がしづらいということ、そして、歯並びが悪かったり口周りの筋肉が弱いことによって口が閉じづらいということなどがその原因として考えられています。

近年ではやわらかいものしか食べない方が多いことが歯並びの悪さの原因になっているということも広く知られていますし、花粉症の患者も増加傾向にあるとされているので、こういった原因が口呼吸の割合を結果的に増加させている可能性がありますね。

また、欧米の方と比較しても、日本人は特に口呼吸をしてしまう割合が多いそうで、これは、鼻呼吸が定着する前に乳離れをしてしまうことがその原因の1つとして考えられています。そのため、本来なら3~4歳位まではおしゃぶりをさせるのが良いとされているんだそうです。

ただ、既に口呼吸が身についてしまっているという場合にはもう仕方がないので、なるべく早めにこれを改善するよう何らかの対策を講じる必要がありますが、その方法として、多くの医師の方がガムを噛むという方法を提唱しています。

確かに、ガムを噛んでいるときは自然と口呼吸になっていますよね。また、ガムは舌や口周りの筋肉を鍛え、正しい歯並びの育成にも良いとされているので、小さいころからキシリトール入りのガムなどを噛む習慣を身につけさせてあげると、口呼吸の改善にもつながり、歯の健康にも良いということで、まさに一石二鳥と言えます。

ガムと歯並びの関係について、詳しくはこちらのサイトなどを参考にしてください(^^)

また、現在では、寝ている間の口呼吸を改善させるグッズなども色々と販売されています。例えば以下のような、口が開かないように固定しておくテープなどです。

こういったものも、結構効果を実感していらっしゃる方は多いようです。是非こういった商品を活用して、口呼吸の改善に取り組んでみましょう(^^)

まとめ

今回の記事では口呼吸と鼻呼吸の違いに加え、口呼吸の割合や、そのデメリットなどについて詳しくまとめました。

最期に、口呼吸の改善方法について少し説明しましたが、まずはそもそもなぜ口呼吸をするようになってしまったのか、というのを考えることが大切です。

歯並びが悪いせいなのか、鼻づまりが起きやすいせいなのか、こういった原因が根本にある場合には、まずはそこから改善していくことが大切なので、気になる症状がある場合には早めに医師に相談をするようにしましょう。

今回の記事は以上になります。最期まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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