※喘息大人を治療するための病院選びのポイントとは?

近年、大人になってから気管支喘息を発症してしまうという方は少なくありません。私自身その1人なのですが、まさか自分が喘息になるとは思いもしなかったので、発症してしまった当時は、症状が良くなってくれるのか本当に不安でした。

気管支喘息を大人になってから発症してしまう方は、感染症や、妊娠、出産などの急激な体調の変化に伴って発症してしまうことが少なくありません。私の場合がまさにそうで、風邪をこじらせてしまって、40度近い熱、つらい喉の痛みが1週間近く続いたことがあったのですが、その後熱はひいたのに、息苦しさと咳だけがいつまでも治らないので、病院で診ていただいたところ気管支喘息と診断されました。

診断された当時は本当に不安で色々な心配が頭をよぎりました。発症した当時は、ご飯から立ち上る湯気でさえ喉を刺激して咳を誘発する原因になるので、ご飯は少し冷ましてからじゃないと食べることができませんでした。本当に息苦しくて、不安ばかりの毎日でしたが、その後、継続的な治療薬の使用と、自ら取り入れた運動療法を行うことによって段々と症状は改善していき、今ではほとんど喘息の症状を感じることなく普段の生活が送れるようになりました。

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ただ、そのようにして症状が改善した後でも、また風邪を引いたことをきっかけに喘息の症状が出てきてしまって、また治療を行わなければならないこともあったので、喘息という病気は一生付き合っていく覚悟は持たないといけないとも感じています。ただ、これって悪いことばかりではないなと今では考えられるようになりました。そういった気持ちで普段の生活を送れば、生活をより健康的にすることができるからです。最近では、手洗いうがい、マスクをするなど、感染症予防も徹底して行うようになったので、風邪をひきづらくなり、むしろ前よりも健康的に生活が送れているくらいです。

喘息大人の症状は、子供の喘息に比べて重症化しやすい、ということが一般的に言われています。もちろん、子供でも重症なケースはあるのですが、子供の場合は、体の成長とともに自然と改善していくケースも多いんです。ただ、大人の場合はそうはいきませんよね。自分がしっかりと管理してあげないと、症状はなかなかよくなりません。

これから喘息を治療していく方は色々な不安を抱えていると思いますが、喘息を治療していく上で、どの病院を受診するかということはとても大切です。喘息の場合は呼吸器を専門としている呼吸器内科などで診てもらうのが一般的ですが、この病気は改善させるまでには時間がかかりますし、その後何度も病院へ足を運ぶことにもなると思いますので、気軽に相談できる信頼できる先生に相談したいですよね(^^)

今回の記事では、私が喘息を改善させた経験についてお話するとともに、喘息大人を治療するための病院選びのポイント等について説明していきたいと思います。

目次

喘息大人の症状とは?

まずはじめに、私の経験も踏まえて、喘息大人の症状と、それを改善させた経緯についてお話したいと思います。

大人になってから喘息を発症してしまう方の中には、もともと小さいころに小児喘息などの症状が出ていた方と、大人になってから急に症状がでてしまう方の、主に2つのパターンがあります。私は前者で、小さいころに患っていた症状を再発させてしまいました。

しかし、それでも自分が喘息だとはすぐには信じられませんでした。学生時代はずっとスポーツをやっていて持久力も人より全然ありましたから、まさか喘息になるとは思いもしなかったんです(-_-;)とはいえ、大人になってからはスポーツをする機会は減ってしまったので、そういったことも喘息を発症させる1つの要因になっていたのかもしれません。

私は大人になって重度の風邪をひいてしまったことによって、喘息の症状を再発させてしまいました。再発と言っても、実は喘息の症状があったのは本当に小さいころだったので、自分としては記憶もそんなにないので、初めて発症してしまったような気持ちでした。ただ、私の家では母も喘息になったことがあるので、そういった体質も関係しているのかもしれません。

もともと私は風邪などをひくと、軽い症状でも長引いてしまうことが多かったのですが、喘息になってしまったときは、今までの人生の中でもとくにひどい風邪の症状でした。まず、40度近い熱が1週間近く続き、健康な状態というのがどういうものなのかわからなくなってしまったのをよく覚えています。また、喉がひどく傷み、唾を飲み込むことも困難で、食事はほとんどとることが出来ませんでした。

また、咳もひどくて、夜はなかなか寝付くことが出来ませんでした。今思うと、この時から喘息の症状が出ていたように思えます。

その後、熱もおさまり、喉の痛みも少しひき、やっと食事をとることが出来るようになりましたが、息苦しさがなかなか取れず、空咳の症状がしばらく続きました。あまりにも治らないので、病院へ行ってみたところ、検査の結果気管支喘息との診断を受けました。

その後は吸入薬と錠剤による治療を毎日行い、1~2か月ほどしてようやく症状は落ち着きました。その間何度か病院へも通いました。

症状が治まってからはたびたび咳がでてしまうこともありましたが、普通に生活が送れるようになりました。そのため、少し油断していたのだと思います。しばらくして、また風邪をひいてしまったのです。(-_-;)

この時はとくに風邪が重症化することはなく、すぐにおさまったのですが、また咳だけがとまらなくなってしまいました。そのため、このころから、喘息の治療に良いとされる水泳を取り入れ、それからほどなくしてようやく咳の症状が治まりました。

水泳が喘息の改善に良いのは、息を吐ききって大きく吸うという呼吸法と、クロールの大きく手を回す動きが、気管支を拡げるのに最適であるからだそうです。これは、私が喘息を改善させたいと思ったときに、母の勧めで購入した【川井式喘息改善エクササイズ】というDVDの中で紹介されていた内容です。このDVDの中では、先ほどのクロールのような動きを再現するようないくつかのエクササイズが紹介されているのですが、私はちょうど家の近くに近くにジムがありましたので、このDVDのエクササイズの内容をよく把握した後は、そちらに通って喘息を改善させました。

私は今でもジムに行って泳いでいますが、率直な感想として、水泳を取り入れることは喘息の改善にとても効果的です。この水泳を取り入れることによって、長引いていた咳もおさまりました。もちろん、咳が出ていたころは薬も使っていましたが、喘息の改善には水泳によるところも大きかったと自分は感じています。また、この水泳を続けるようになってから、風邪などをひくことが少なくなったようにも感じます。

ただ、無理は絶対にしないでください。体の疲れは、逆に喘息を悪化させる原因にもなってしまうからです。私は一時とても忙しい時期があって、あまり寝られないことがあったのですが、そんなある日、朝目覚めるととても息がしづらい時がありました。早く家を出なければならなかったので病院にはいかず、その後次第に息も楽になっていきましたが、非常に不安になったのをよく覚えています。運動を行う際には決して無理のない範囲で行い、また、普段の生活ではちゃんと睡眠をとってしっかりと体を休めるようにしてくださいね。

喘息患者が病院を選ぶためのポイントとは?

喘息大人の症状は、放っておくと発作などが起きて重症化してしまう恐れもありますので、しっかりと病院へ行き治療を受けることが必要になります。そこで、喘息が疑われる場合には、どこの病院へ行けば良いのか、何科を受診したら良いのか、病院選びのポイントなどについて説明したいと思います。

まず、もし原因のわからない咳が止まらなかったり、息苦しさを感じたりして、自分の症状が喘息なのではないかと感じた場合は、最寄りの呼吸器内科を受診して検査を受けてください。

喘息かどうかを判断する検査では、その人のピークフローという値を求めるのが一般的な検査方法です。ピークフローとは、その患者が思いっきり息を吐いたときの最大瞬間風速のことなのですが、喘息の患者は気管支が細くなっているので、この値が一般的な基準値よりも低くなる傾向にあるんです。私の場合は、この測定を2回行った結果気管支喘息と診断されました。

治療は人によっては長い期間行わなければならない場合もあります。このような場合、自分の症状をよく理解してくれているかかりつけ医の存在が重要になりますので、まずは自分の家から近い呼吸器内科を受診することをお勧めします。

このような方が近くにいてくれると、急に症状がひどくなってしまったときもすぐに自分の症状を理解してくれている方が見てくれるので、適切な処置を受けることが出来ます。

しかし、もしその医師のいうことに不信感をいだいたり、性格的に合わないということがあれば、病院を変えることも重要です。

医者も一人の人間ですので、同じ専門医であっても、医者によって意見が分かれる場合があります。

喘息はその治療に時間がかかる病気ですので、医師と患者の信頼関係が重要となります。この方なら信頼できると思える医師に出会えることがベストです。自分の健康のためですから、自分に合った医師に出会うために病院を変えることはなんら悪いことではありませんので、少しでも気になることがあれば別の医師にも見てもらうことも重要だと思います。

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喘息大人の患者が病院を受診すべきタイミングとは?

喘息は、医師に診てもらって、症状を考慮して薬を処方された後は、基本的には自分で治療を行っていく形になります。

ある程度の発作は、発作治療薬等で対応できるのですが、人によってはそれでも症状が悪化してしまう方もいます。

そこで、どういった症状が出てしまったら病院を受診したらよいのか説明したいと思います。

喘息の症状がひどくなってしまうと、体に異変が生じます。こういった異変を見逃してしまうと重症化につながる場合がありますので注意してくださいね。

症状がひどくなると、次のような症状が出ます。

*食事が困難になる

*横になることが困難で、前かがみでないとい呼吸ができない。

喘鳴(気管支が細くなっていることによって聞こえるゼーゼー、ヒューヒューという音)の症状が出る。

*会話が困難になる

*指先や唇が紫色になる(チアノーゼとも呼ばれている症状で、酸素が上手く取り込めていないことによって、酸素と結合できていないヘモグロビンの割合が増加していることを意味しています。)

このような症状が出てしまったときは、呼吸困難等の症状に陥ってしまう一歩手前である可能性があります。

このような場合には自己判断で乗り切ろうと思うのは大変危険です。喘息は現在でも年間2000人近い方が命を落としている重大な病気の一つなので、少しでも上記のような症状が出てしまった場合は病院へ行って診てもらうようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、喘息大人の症状を患っている方の病院選びのポイントや、症状が悪化してしまったときの病院へ行くタイミングなどについて書いていきました。

治療していくにあたって、どの病院で診てもらうかということは非常に重要なことです。自分に合った医師に出会えるといいですね(^^)

また、苦しいのを我慢してしまうのは非常に危険なことです。喘息は単なる風邪とは違いますので、もし少しでも身の危険を感じた場合は、すぐに病院へ行って診てもらうようにしましょう。

また、よろしかったらこちらの記事も合わせてご覧になってみてください。

【※喘息大人の発作がでた時の対処法とは?】薬がない時の対処法もご紹介します…

【※喘息大人の治療に使われる薬の種類一覧はこちら】吸入ステロイドの効果とは?…

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今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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