※小児喘息の原因とは?猫が症状の悪化を招くのはどうして?

が好きな方ってたくさんいると思いますが、その猫は、よくアレルギー反応を引き起こす原因になることでも有名ですよね。

ちなみに私も重度の猫アレルギーで、猫を飼っている友人の家に行くと、異常なくらい目がかゆくなり、なんとなく息も苦しくなってしまいます。成人を迎え、喘息を発症してからはそういう猫を飼っている人の家に行くのは避けていますが、実はこういったアレルギー反応は、特に小児喘息の症状を悪化させる原因として知られているんです。

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気管支喘息という病気は、一言でいうと、何らかの原因によって、気管支に慢性的な炎症が起こってしまう病気のことを言います。小さいころからずっと喘息症状に悩んでいる方もいれば、大人になってから急に喘息を発症してしまう方もおり、何をきっかけにしてこの喘息を発症してしまうのかというのは所説ありますが、そのメカニズムは今もまだ完全に解明されたわけではありません。

しかし、同じ気管支喘息という病気でも、何がその喘息を悪化させる原因になってしまうかというのは人それぞれの部分もあり、また、年齢の違いによっても、その症状悪化の原因は変わってくるようです。そして、今回は小児喘息についてお話ししていきたいと思いますが、この小児喘息は、その症状悪化の原因の9割り近くが猫やその他のハウスダストなどによるアレルギー反応であるといわれているんです。

そこで今回の記事では、では小児喘息はいったいどのようなものなのかということについてさらに詳しくまとめますとともに、猫が喘息の悪化を招く理由についてまとめていきたいと思います。

小児喘息とは?その特徴がこちら…

小児喘息とは、その名前からもわかりますように、小さい子供のうちに発症してしまう喘息のことをそう呼んでいます。具体的には、3歳くらいまでに症状を発症してしまう方が多く、親がもともと喘息の体質だと、遺伝的に発症してしまうことも多いそうです。また、早い場合は生後数か月で小児喘息を発症してしまうこともあるといいます。

ちなみに、私も小さいころ小児喘息と診断され、その後いったん症状は落ち着いたのですが、成人を迎えてから、重度の風邪と一緒にまた喘息を発症させてしまいました。このように、小児喘息を発症してしまった場合には、

  • 「成長とともにその症状が治っていく人」
  • 「いったん治ったのに、後でまた症状が出てきてしまう人」
  • 「成長しても、喘息症状がなかなか治らない人」

などなど、いくつかのタイプがあることもわかっています。

ただ、大人喘息と小児喘息は、「気管支に慢性的に炎症が生じるようになってしまう」という主症状自体はどちらも同じであるわけですが、その症状が悪化してしまう原因には、若干違いがあるといわれています。

具体的には、小児喘息はその症状悪化の原因の9割近くがアレルギー反応(これを「アトピー型」といいます。)であるといわれているのですが、大人の場合には、アレルギー以外の原因が喘息の症状を悪化させてしまう「非アトピー型」の方も多いことがわかっているんです。

ちなみにアトピー型とは、体内で生成されるIgE抗体と呼ばれるものと、その抗原となるものが結合することによって引き起こされる反応の結果喘息症状が悪化してしまうもののことを言い、このIgE抗体が関与した反応は、Ⅰ型アレルギー反応と呼ばれています。後でその仕組みを、猫アレルギーを参考にして詳しく解説していきたいと思います。

ちなみに、非アトピー型の喘息とは、そのIgEが関与したアレルギー反応以外のものを言い、そういったアレルギー以外の原因で喘息症状の悪化を招くものとしては、お酒、たばこ、ストレス、運動、感染症、温度や気圧の変化、解熱鎮痛剤などが挙げられます。

ちなみに、解熱鎮痛剤とは、ロキソニンやバファリンなど、普段痛み止めとして使用している方が多い薬がこれに該当します。気管支喘息の患者の中には、なぜかそういったお薬を服用した後に喘息症状が悪化してしまう方がおり、これは有名な解熱鎮痛剤の名前を使用して「アスピリン喘息」という呼び名で知られ、気管支喘息の患者が注意すべき症状の1つとして知られているんです。

ちなみに、このアスピリン喘息の患者はその大半が大人の喘息患者であり、小児喘息の患者にみられることはほぼないことから、大人の喘息患者に特有の後天的に発症する可能性の高い疾患であるということもわかってきています。また、アスピリン喘息の症状は薬の服用後に症状が表れるというところから、なんとなくこれも一種のアレルギー反応のように感じますが、その仕組みはアレルギー反応ではなく、薬の作用メカニズムが関係していることがわかってきているんです。

このアスピリン喘息については別記事でさらに詳しくまとめていますので、気になる方は是非一度目を通してみてください。

気管支喘息とアスピリン喘息の違いとは?…

まとめると、小児喘息はアレルギー反応によってその症状が悪化してしまう方が大半ですが、大人喘息の場合には、そのアレルギー反応によって症状が悪化してしまう方以外に、アレルギー反応以外の原因によっても症状が悪化してしまう方も多いということになります。

また、小児喘息は体の成長とともにその症状が治っていく例も多いそうですが、大人になってから喘息を発症してしまった場合には、なかなか症状が治らないという場合も多いといいます。

とはいえ、私は成人を迎えてから喘息を再発させてしまったといいましたが、そこから吸入ステロイドなどを使って治療を行った結果、今ではほとんどその症状を感じることなく、薬を使うこともなく日常生活を送れるようにまでなりましたので、そういうところもまた人それぞれなのではないかと思います。

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猫が喘息の悪化を招く原因とは?アレルギー反応の仕組みがこちら!

猫がアレルギー反応の原因になることは有名な話ですが、実は今も、その猫アレルギーのメカニズムは完全に解明されているわけではありません。これにはびっくりする方もいると思いますし、実際に私もこれを知った時にはちょっとびっくりしましたが、その理由を知って納得しました。

まず、その猫アレルギーは大体のメカニズムはわかっており、この猫アレルギーは、猫の唾液や皮膚に含まれているとされる「Fel d 1」または「Fel d 4」と呼ばれるタンパク質がその主な原因になるということがわかっています。

ちなみに、その「Fel d」は「Feline domesicus」というイエネコの学名を表しており、そのあとの数字は発見された順番を表しているそうです。また、今のところその「Fel d」は「Fel d 1」から「Fel d 8」まで見つかっているといいます。

では、そのうち「Fel d 1」が喘息の症状を悪化させてしまうと仮定して、その場合体内ではどのような反応が起きているのかを分かりやすく説明したいと思います。

まず、もしあなたがその「Fel d 1」によってアレルギー反応が誘発されてしまうという場合、あなたの体の中には、その「Fel d 1」に特異的に結合するIgE抗体と呼ばれる抗体が存在しています。

このIgE抗体は、花粉に特異的に結合するもの、ダニが持つたんぱく質に特異的に結合するもの、そして「Fel d 1」に結合するものはそれぞれ別のものになります。そして、そういうものはもちろん生まれた時から体内に最初から存在しているわけではなくて、過去にそういうものが体に入ってきたときに、体がそれを異物として判断してしまっていると、それがいつの間にか体内で生成されてしまうんです。

つまり、IgE抗体と一口に言っても、それにはまた色々な種類のものがあるということです。私は花粉症もひどく、猫アレルギーもひどいので、少なくとも体内に2種類以上はIgE抗体があるということになります。

さて、では猫が持つ「Fel d 1」がアレルギーの反応を引き起こす場合にはどういう反応が起きるのかというと、まずその「Fel d 1」によってアレルギー反応が起きてしまう方の体内には、以前にその「Fel d 1」に特異的に結合するIgE抗体が作られているというお話は先ほどいたしました。

そして、このIgE抗体と呼ばれるものは、実際には肥満細胞と呼ばれる免疫細胞の表面に付着して、体内にまた「Fel d 1」が侵入してくるのを待ち構えています。そして、そこへ体外から「Fel d 1」が侵入してくると、そのIgE抗体がその「Fel d 1」に結合し、その信号を肥満細胞へと伝えます。

すると、その肥満細胞は、その内部からヒスタミンロイコトリエンといった化学物質を外部へと放出し、そういった化学物質の作用によって、粘液の分泌や、目のかゆみ、気道の収縮などの、いわゆるアレルギー症状が誘発されててしまうのです。

言葉だけだと少しわかりにくいかもしれませんので、「Fel d 1」が体内に侵入し、ヒスタミンなどの化学物質が放出されるまでの流れは以下の図を参考にしてください。

この「Fel d 1」がアレルギー反応の原因になるかどうかというのは、その人の体が「Fel d 1」を異物と判断するかどうかの違いなので、こういったアレルギー反応を確実に治す方法は今もまだありません。ただ、そういったアレルゲン物質とずっと接しているうちに、いつの間にか体がそれを異物とは判断しなくなり、症状が軽くなったり、中には急に治ってしまうという方もいるそうです。

さて、では話を最初のところに戻したいと思いますが、実はこの猫アレルギーのメカニズムは、解明されているようで、実はまだ完全には解明されていないんです。では、どこがその解明されていない部分なのかというと、例えば「Fel d 1」の場合、現在その「Fel d 1」がアレルギー反応の原因になっているということ自体は間違いないようなのですが、その「Fel d 1」の、どの部分がIgE抗体と結合し、その抗原となっているのかがよくわかっていないのです。

最初に、「Fel d 1」はタンパク質であるというお話はしましたが、このタンパク質というのは、皆さんが1度は耳にしたことがある「アミノ酸」と呼ばれるものがたくさん結合してできた重合体であるということはご存知でしょうか?

このアミノ酸には全部で20種類あり、そういったアミノ酸の組み合わせ、配列の違いによって、タンパク質にも色々な種類のものが存在しているのです。数百単位のアミノ酸から成り立つタンパク質もあれば、中には1万以上ものアミノ酸がくっついてできているタンパク質もあるといいます。

そして、今回お話ししている「Fel d 1」も、そういった20種類のアミノ酸が組み合わさってできているタンパク質であるわけですが、これは、その全体がIgEと結合するわけではなく、そのタンパク質のどこか一部分だけがIgE抗体と結合するため、それがどこかというのがいまだに完全にはわかっていないんだそうです。

アミノ酸は、その1つ1つに結合する可能性があるような部分があるため、これが何百、何千とくっついていたら、確かにその中の何番目のアミノ酸のどの部分が実際に結合に用いられているかというのを調べるのは容易なことではありませんよね。色々な技術の発達が目覚ましい現代であっても、それが完全に解明されていないというところからも、それがいかに難しいことなのかというのはよくわかります。

小児喘息の悪化は口呼吸が原因?

最近では、口呼吸があまり良くない間違った呼吸法であるということを耳にしたことがある方も多いのではないかと思いますが、おそらく、皆さんが思っている以上に、この口呼吸は危険な呼吸法であるということが最近わかってきています。

また、この口呼吸は小児喘息の症状悪化を招く大きな原因の1つであるといわれており、それ以外のアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状全般も、この口呼吸がその悪化につながることがわかってきています。逆に言うと、その口呼吸を改善することによって、そういったアレルギー症状が大きく改善した例もあるんです。

また、この口呼吸は特に小さいころから慢性化してしまうと、それがその子供にの成長に与えてしまう影響は非常に大きく、なんとその口呼吸が、歯並びや顔つきにまで影響してしまうということもわかってきています。また、なんとある腎臓病や、自己免疫疾患として知られる難病のリウマチまでもがこの口呼吸がその根本的な原因なのではないかという見方もあるんです。

嘘のような驚くべき話ですが、もちろんそういわれるからにはしっかりとした根拠があります。この口呼吸が引き起こすとされる問題については以下の記事でまとめていますので、気になる方や、小さいお子さんがいらっしゃる方は、是非一度目を通してみてください。

口呼吸が引き起こす問題とは?…

まとめ

今回の記事では、小児喘息とはどのようなものなのかその特徴について詳しくまとめますとともに、小児喘息の悪化を招くアレルギー反応を、猫アレルギーを例にして説明しました。

気管支喘息の患者の気管支は慢性的に炎症を起こしており、非常に敏感な状態になっているため、ここがアレルギー反応などによって刺激を受けてしまうと、それによって急激な収縮が起こり、その患者は、呼吸困難に陥ってしまうことがあります。

そして、この喘息は今も国内で年間2000人近い方がなくなっている注意すべき病気なので、その症状悪化の原因の把握と、発作時の対処法についてしっかりと把握しておくことが重要です。

特に、小さいお子さんは体力も大人に比べると少ないので、もし小児喘息のお子さんがいる場合には、是非その親御さんがそういった部分についてしっかりと把握して、子供が安心して暮らせるような環境を作ってあげてください。

それでは今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございまいした(^^)

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