【ストップ】睡眠時にでる空咳にお悩みの方へ…

特に昼間咳が出るわけではないのに、睡眠時にだけ空咳(乾いた咳)が出るという方は、是非こちらの記事をご覧ください。また、熱はないのに、昼間にも原因のわからない空咳の症状がたびたび表れ、それが睡眠時にひどくなるという場合もこちらの記事を最後まで読んでみてください。

睡眠時に空咳がでてしまう原因にはいくつか考えられるのですが、実は睡眠時には誰もが咳が出やすい状態になっているということをご存知ですか?この原因には自律神経の働きが関与しており、実はこの自律神経は起きている時と睡眠時とでは違う働きをしているのです。

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もし睡眠時にだけ空咳がでてしまうという方は、ダニによってアレルギー反応が引き起こされている可能性があります。実は近年、エアコンの普及などによって家の中が1年を通して非常に住みやすい環境になっている影響などから、家の中のダニは増えやすくなっているといわれています。また、現在ダニアレルギーの症状がある方は4人に1人とも言われており、決してダニアレルギーの症状は珍しいものではないのです。そのため、睡眠時にだけ空咳がでてしまう方はこのダニの対策をしてみると良いかもしれません。

今回の記事では、睡眠時にだけ空咳がでる人や、原因のわからない空咳の症状が続いており、睡眠時になるとその症状がひどくなるという方のために、その原因などに関する情報についてまとめていきたいと思います。

目次

睡眠時は咳が出やすい?睡眠時と起きている時とで違う自律神経の働きとは?

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皆さんは、風邪などをひいて咳の症状があるとき、特に睡眠時に咳がひどくなってしまったという経験はないでしょうか?実は、睡眠時は自律神経と呼ばれる神経の働きによって咳が出やすい状態となっているのです。

自律神経とは、循環器、呼吸器、消化器などの体内器官の機能を制御する働きのある非常に重要な神経です。この自律神経の働きが乱れると体が様々な不調をきたすことになります。自律神経の働きが乱れることによっておこる病気として自律神経失調症などがあります。

この自律神経はさらに交感神経と副交感神経という2つに分けることが出来ます。これらの名前も聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?私たちの体は、この交感神経、副交感神経がそれぞれ働くことによって健康が維持されているのです。そして交感神経と副交感神経はそれぞれ同時に働いているのではなく、その状況によってどちらかが優位に働いた状態となっています。

例えば、自律神経のうち、交感神経は主に起きているときに優位に働いている神経であるといわれています。起きていて、特に緊張をしているときはこの交感神経が優位に働いており、この影響によって血管は収縮します。

実はこの交感神経は野生の動物が狩りをするときにも優位になる神経で、血管を収縮させることによって血液をより速く全身にめぐらせ、素早い行動がとれるようになっているのです。緊張して心拍数が上がるのはこの交感神経が優位に働いているためです。また、この交感神経が優位に働くと、血管が収縮するのに対して、気管支は拡張した状態となります。よりたくさんの空気が吸い込めるようになるのです。

それに対して、自律神経のうち副交感神経は主にリラックスしている時や睡眠時に優位に働いている神経です。そして交感神経が優位に働くと血管が収縮したのに対して、副交感神経が優位に働くと今度は血管は拡張した状態となります。また、副交感神経が優位に働いているときは、血管が拡張するのに対し、気管支は収縮した状態となります。

もうお気づきの方も多いと思いますが、睡眠時に咳が出やすくなるのは、この副交感神経が優位に働いているためです。睡眠時に副交感神経が優位に働くと、気管支が収縮してしまい、これが息苦しさの症状につながったり、咳が出やすい状態にしているのです。

睡眠時に副交感神経が優位に働くことは、体の疲れをとるうえで非常に重要です。交感神経が常に優位に働いていると、常に緊張している状態になってしまいますので、体の疲れがとれません。。起きているときは交感神経が優位に働き、睡眠時には副交感神経が優位に働いて体の疲れをとる。私たちの体はこの2つの神経がバランスよく働くことによって健康を維持することが出来るのです。

風邪をひいているわけでもないのに睡眠時にだけ空咳が出る…その症状ダニアレルギーが原因かもしれません!

先ほど睡眠時には自律神経の働きによって咳が出やすいというお話をしましたが、これはあくまで睡眠時に咳が出やすくなってしまう理由であり、実際に咳を誘発する原因は別にあります。そして、もし昼間は咳が出ないのに、睡眠時にだけ乾いた空咳がでるという場合は、布団にいるダニによってアレルギー反応が引き起こされている可能性があります。

最初にもお話しましたが、現在ダニアレルギーの症状がある方は国民の4人に1人とも言われており、このアレルギー自体は決して珍しいものではありません。もしかしたら知らない間に体の中でダニに対する抗体が作られており、睡眠時にダニを吸い込んでしまうことによってその抗体が反応し、アレルギー反応が引き起こされている可能性があります。アレルギー反応に関する詳しいメカニズムはこちらの記事で解説しています。

また、ダニと一口に言っても、実は家の中には多くて数十種類のダニがいるといわれています。しかし、数あるダニの種類の中でも、アレルギー反応の原因となるのは、主にヤケヒョウダにとコナヒョウダニと呼ばれる種類のものになります。

また、このダニは生きているものだけではなく、その死骸やフンもアレルギーの原因になるといわれています。なぜこれらのダニ及びその死骸やフンがアレルギーの原因になるのかと言いますと、これらに含まれているシステインプロテアーゼと呼ばれる酵素に対して体が抗体を作ってしまうためであるといわれています。

実はこのダニ、布団などの寝具には数十万匹以上いる場合があるといわれています。これだけの数がいたら、間違いなく1匹は睡眠時に吸い込んでしまいますよね。また、ダニは非常に生命力が強く、布団を4時間太陽の光にあててもほとんど死なないそうです。

睡眠時に空咳がでてしまうという方は、このダニによってアレルギー反応が引き起こされている可能性があります。この、ダニの対策に関する詳しい情報は、以下の記事にまとめていますので、よろしかったらご覧になってみてください。

睡眠時に引き起こされる可能性のあるダニアレルギーの対策に関する情報はこちら…

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原因のわからない空咳の症状が続いており、睡眠時にひどくて眠れなくなることがあるという方はこちらをご覧ください…

もし、原因のわからない空咳の症状がしばらくの間続いており、特に睡眠時に苦しくなって空咳がでてしまう方は気を付けてください。もしかしたらその症状、咳喘息によるものかもしれません。

咳喘息とは、気管支喘息の一歩手前の症状とも言われており、長引く空咳の症状が特徴的であるといわれています。もしこの空咳の症状を治療せずに放っておくと、発作などが起きる通常の気管支喘息の症状に移行してしまう可能性もあるといわれています。

咳喘息などの症状は、季節の変わり目などに突然発症してしまう可能性もありますが、主に感染症を患ったときに一緒に発症しやすいといわれています。もし風邪などをひいて、熱はひき、痰も出なくなったのに、いつまでも空咳の症状が治まらないという方は早めに医師に相談をするようにしてください。

咳喘息等に関する詳しい情報はこちらの記事でまとめています。もし睡眠時に息苦しさを感じ、空咳がでてしまう方はご覧になってみてください。

まとめ

今回の記事では、特に熱はないのに睡眠時に空咳がでてしまう方のためにその原因として考えられるものについてまとめました。

睡眠時は副交感神経の働きによって呼吸がしづらい状態となっていることが、まず咳が出やすい原因として挙げられますが、実際に空咳がでてしまう場合はそれ以外に咳を誘発する何らかの原因があるものと思われます。もし咳喘息が原因である場合は症状がひどくなってしまう可能性もありますので、早めに医師に相談するようにしましょう。

今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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