冬に出る空咳の原因とは?冬に咳が出る病気についてご紹介します…

咳が出る病気と言えば、なんといっても1番多いのは風邪ですね。特にになると空気が乾燥し、喉の粘膜も乾燥しやすくなることによって風邪をひく人は急激に増加します。

しかし、冬に発症しやすく、咳が出る病気は風邪だけではありません。また、その咳の症状が痰が絡むような咳であるのか、空咳(乾いた咳)であるのかというところからも考えられる病気は変わってきますし、何か特別な細菌やウイルスが原因である可能性もあります。

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また、咳が出る病気はそういった感染症だけではなく、特に熱を伴わない空咳の症状がしばらくの間続いているという方は気管支喘息などの呼吸器疾患を患っている可能性もあります。この気管支喘息という病気は、近年大人の喘息患者が増加傾向にある病気であり、症状がそれほどひどくない場合は、特徴的な症状が長引く空咳の症状のみである場合もあります。しかし、症状が重症化し、発作などが起きてしまうと命に係わる病気なので、特に熱がないからと言って咳の症状を放置してしまうのは危険です。

今回の記事では、特に冬になると蔓延する感染症について、咳が出る病気にはどのようなものがあるのか、またその他咳を誘発する原因にはどのようなものがあるのか詳しくまとめていきたいと思います。

冬に感染症にかかりやすいのは何故?また、よく風邪をひいてしまうという方はまずこちらをご覧ください…

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感染症は、特に冬になると流行してしまいますが、この原因はなんといっても空気の乾燥です。空気が乾燥すると、その影響から細菌やウイルスが空気に飛散しやすくなり、また喉の粘膜も乾燥してしまい免疫の働きが低下してしまうのです。

夏に風邪をひいてしまう方もいますが、その割合は冬に比べると少ないですよね。実は、細菌やウイルスというのは、夏場のように湿気が多い時期は、チリやほこりと一緒に地面に落ちてしまうのですが、冬になって空気が乾燥してくると、夏よりも空気中に飛散している割合が増加してしまうのです。そのため、冬になると、私たちはより感染症の原因となる細菌やウイルスを必然的に多く吸い込んでしまうようになります。

また、冬になると、空気だけでなく、喉が乾燥してしまうことも感染症の発症に大きく関係しています。喉の乾燥は風邪の原因、ということは誰しもがご存知のことだと思いますが、具体的になぜ冬に喉が乾燥すると風邪などをひきやすくなるのかと言いますと、それは、喉の粘液(粘膜から分泌される粘性の液)が乾燥することによって気道の防御が手薄となり、ウイルスが細胞に直接接しやすくなってしまうためです。

私たちが普段風邪などの感染症をそれほどひかない理由は、粘膜から分泌されるこの粘液と、もう1つ線毛呼ばれる細胞の表面に生えた多数の細い毛のようなものの働きによって、ウイルスや細菌が細胞に達するのを防ぎ、これらの異物を排出しているおかげなのです。

分かりやすく説明しますと、私たちの体は、細菌やウイルスを吸い込んでしまったとき、まず気道を覆う粘液がそれらをキャッチします。そして、この粘液は細胞の表面に生えた多数の線毛が、ベルトコンベアーのように動くことによって外へ外へと排出されていくのです。このようにして排出されたものが痰であり、痰にはほこりや細菌、ウイルスの他、これらの病原菌と闘う白血球などが含まれています。感染症になると痰の量も増えるということは感覚的に分かっていただけると思いますが、これはまさに気道において細菌やウイルスなどが増殖することによって、排出すべき量も増えるためです。そのため、もし痰が出るときは、決して飲み込まず、吐き出すようにしてください。

冬に空気が乾燥し、喉の粘液が乾燥してしまうと、これらの防御が手薄となるため、誰もが感染症にかかりやすくなります。しかし、特に自分は感染症にかかりやすい、という方は、何らかの原因によってこの免疫機能が低下していることが考えられます。その原因として、よく挙げられるのがストレスです。

ストレスというものは目には見えないものなので、自分の体が実際にストレスによって影響を受けているのか、ということはわからないのが実際のところですが、人間はストレスを感じ続けると、コルチゾールと呼ばれるホルモンが過剰に分泌されるようになることによって、免役の機能が低下してしまうということが分かっています。免役の機能が低下するということはすなわち、気道粘液などの分泌量が減少する原因になるということです。

このように、ホルモンバランスの乱れによる免疫の機能低下は、感染症にかかりやすくなるだけではなく、気管支喘息などの免疫疾患の発症を誘発する原因にもなります。

感染症にかかりにくくするためには、体のケアも大切ですが、心のケアも大切なのです。ぜひ普段から心身共に健康でいられるよう、悩みなどがある方は抱え込まずに周りの人に相談をするようにしましょう。

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冬に咳が出る病気として考えられるものとは?空咳や痰が絡む咳の原因はこちらです。

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咳が出る病気と一口にいっても、その原因には様々なものが考えられますし、咳に特徴がある病気もあります。ここからは、冬に咳が出る病気として考えられるものにはどのようなものがあるのか、その症状とともにご説明していきたいと思います。

冬に咳が出る病気1:風邪

冬に咳が出る病気として、最も多いのが風邪ですね。風邪とは、正しくは「かぜ症候群」とよばれる病気で、主にウイルスが上気道(近年では下気道も含む)の細胞に感染して、それに伴い咳や熱などの症状を発症する病気の総称です。

ここで、主にウイルスと書いたのは、風邪という病気はその原因の約9割がウイルスによるものであり、細菌はほとんどその原因にならないためです。また、ウイルスも特に特定のウイルスのみが原因となるわけではなく、風邪の原因となるウイルスは細かく分類すると約200種類にも及ぶといわれています。

細菌、ウイルスと何度も書いていますが、この2つはどちらも感染症の原因になるということは間違いありませんが、その特徴は全く異なります。まず、大きさもウイルスの方がはるかに小さいですし、その構造にも大きな違いがあるのです。

まずウイルスですが、ウイルスはタンパク質の外殻の内部に遺伝子を持っているだけの存在であり、自分ではエネルギーを作り出すことはできないため、人間などの細胞に感染して初めて増殖を行うことが出来ます。具体的には、細胞に感染し、その細胞がウイルスの遺伝子などを合成させるようにプログラムしてしまうのです。そのため、ウイルスが細胞に感染した時は、主にリンパ球と呼ばれる免疫細胞がその感染された自分の細胞を攻撃してウイルスを壊滅に追い込んでいきます。

これに対して、細菌は1つの細胞からなる単細胞生物であり、ウイルスと違って自分でエネルギーを作り出すことが出来ます。また、栄養があり適切な環境下であれば細胞外であっても増殖を行うことが出来ます。細菌が細胞に感染した時には、主に多核球と呼ばれる免疫細胞がこの細菌の排除に働きます。

まとめますと、風邪は主にウイルスの感染が起きることによって気道に炎症が生じ、これに伴い咳や痰、喉の痛みなどの症状が表れる感染症です。特に他に合併症などを起こしていなければ、通常数日ほどで徐々に症状は治まります。もし症状が長引いて、全く熱が治まらないという場合には医師に相談をするようにしましょう。

冬に咳が出る病気2:肺炎

冬に咳が出る病気として、肺炎も挙げられます。肺炎は、先ほどの風邪と違って、主に細菌の感染が原因となって発症する病気です。また風邪は上気道(肺の手前)における感染によっておこる感染症ですが、肺炎は肺の内部で感染が起きる病気です。

肺炎の原因となる細菌として、最も多いのが肺炎球菌であり、その他、マイコプラズマクラミジアニューモニエなども肺炎の原因となります。マイコプラズマは細菌とウイルスの中間的な性質をもった特殊な病原性微生物ですが、抗生物質による治療が有効です。

抗生物質とは、主に細胞をもつ細菌にのみ有効に働く薬のことであり、もともとは細菌が体内で産生する物質のことです。細菌は、自分だけが優位に増殖できるように、他の細菌の増殖を抑制するよう働く成分を作り出しており、私たちはこれを薬として活用しているのです。ペニシリンという抗生物質をご存知の方もいるかもしれませんが、このペニシリンこそが世界で初めて発見されたといわれる抗生物質であり、1928年にアオカビから発見されたといわれています。

抗生物質は細菌に効く薬であり、ウイルスには作用を示しません。そのため、ウイルスが原因で風邪をひいてしまったときに抗生物質を投与しても意味はありません。そもそも、現在、どのようなウイルスにも効く薬というものは存在していません。抗生物質もすべての細菌に対して高い効果を発揮するものではありませんが、構成物質には抗菌スペクトルというものが決まっており、抗菌スペクトルが広いとされる抗生物質ほど多くの細菌に有効であるということを意味しています。つまり、ある程度の細菌に対しては、有効に働く抗生物質というものが存在しています。

しかし、風邪の場合、その原因は不特定多数のウイルスであり、もう一度言いますが現在どんなウイルスにも作用する薬というものは存在していません。そのため、風邪を治す薬というものはないのです。風邪を治す薬はない、という言葉を聞いたことがあるという方も多いのではないかと思いますが、これはその言葉の通りなのです。風邪をひいたときに処方される薬というのは、風邪による熱やのどの痛みを緩和させる薬であり、風邪を治す薬ではないのです。風邪を最終的に治すのは、秀逸な免役の作用によるものです。

話を戻しますが、先ほど挙げた肺炎球菌、マイコプラズマ、クラミジアニューモニエ、はどれも肺炎の原因となるのですが、その症状には少し違いがあるといわれています。まず、肺炎球菌による肺炎は、風邪の症状と似ており、発熱、咳、痰などの症状が表れます。しかし、肺炎球菌による肺炎では、この症状が風邪のように数日で治まることはなく、長く続いてしまうのが一つの目安になります。また、胸に痛みが生じることもあるため、少しでも風邪とは違うなと感じたらすぐに医師に相談をして検査を受けた方が良いでしょう。

その他、マイコプラズマとクラミジアニューモニエによる肺炎ですが、この2つが原因となって起こる肺炎は、痰が絡まないような空咳が主な症状として表れることがあるといわれています。また、マイコプラズマによる肺炎は基本的に発熱を伴いますが、クラミジアニューモニエによる肺炎は熱を伴わないこともあり、空咳の症状のみが続くこともあるそうです。

もし咳が出る場合、その症状や、それに伴う症状で、いつもの風邪と違うなと少しでも感じたら、なるべく早く病院で検査を受けるようにしましょう。

冬に咳が出る病気3:肺結核

冬に咳が出る病気として肺結核も挙げられます。肺結核とは、結核菌が肺に感染した場合に起こる病気です。結核=肺というイメージが何となくありますが、この菌自体は肺以外にも感染することがあります。

肺結核は、以前はいったん発症すると命を落としてしまう方が大勢いた難病でしたが、現在は医療の進歩によって”治る病気”になりました。結核「菌」ですので、抗生物質による治療が有効に働くのです。

しかし、肺結核は現在も治療が難しい病気であることには変わりなく、咳によって結核菌が排菌されていることが確認される場合は、その排菌が治まるまで、約2か月ほど入院が必要になる場合もあります。また、排菌が終わってからも、それから4カ月ほどは抗生物質を飲み続ける必要があり、個人差はありますが、入院などを含めた場合約半年ほど抗生物質による治療が必要になるということになります。

肺結核は、胸部のレントゲン検査や、CT検査を受けることによって発症しているかどうかわかります。もし風邪だと思っていた症状がなかなか治まらなかったり、胸に違和感があったりした場合には一度詳しい検査を受けてみるようにしましょう。また、肺結核の症状では、たびたび血痰の症状も見られるといわれているため、もし痰がでて、それに血のすじが入っていたり、全体が赤黒かったりした場合には早めに検査を受けるようにしましょう。

冬に咳が出る病気4:気管支喘息

ここまでに、冬に咳がでる病気として主にウイルスや細菌が原因となって発症する感染症についてお伝えしてきましたが、最後に、このような感染症と勘違いをしやすい、気管支喘息について解説したいと思います。

気管支喘息は子供に多い病気という印象を持っている方もいるかもしれませんが、近年この病気は大人の患者が増加傾向にあるといわれています。この場合、大人になってから感染症を患ったり、妊娠や、出産などによって体調に変化が生じると急に発症してしまうという方も多いようです。

また、気管支喘息は発作が起こる病気という認識の方も多いのではないかと思いますが、その原因は、気管支に慢性的に生じてしまう炎症にあります。普通、炎症という症状はウイルスなどが感染した時に免役細胞が働くことによって見られる免疫反応ですが、気管支喘息の患者では、特にウイルスや細菌の感染が起きていなくても、慢性的に気管支が炎症を起こすようになってしまうのです。つまりこの病気は、免役の誤作動によって起きてしまう病気ともいえます。

では、このように気管支に慢性的に炎症が起こるようになるとどうなるかというと、炎症をおこした気管支はこの炎症の影響からむくみを起こし、その結果気道は細くなるため、気管支喘息の患者は常に息苦しさを感じるようになります。また、このように炎症を起こした気管支は非常に敏感な状態となっているため、少しの刺激にさえも反応してしまい、むせるような空咳の症状が慢性的に表れるようになります。

そして、更に症状がひどい患者だと、何らかの刺激によって気管支が急激な収縮を起こすことがあり、その結果呼吸が困難に名てしまうことがあります。これがいわゆる発作と呼ばれる症状であり、発作を誘発する原因としては、タバコの煙、運動、アレルギー反応などが挙げられます。

気管支喘息は、症状がひどい方だと喘鳴と呼ばれる症状が見られる場合があります。喘鳴とは、気管支が細くなってしまっていることによって、気管支から聞こえるゼーゼー、ヒューヒューという音のことです。このような音が聞こえる場合は、いつ発作が起きてしまってもおかしくないので、早急な対処が必要です。

しかし、この喘息という病気は、逆に軽度の症状だと、特徴的な症状は空咳の症状のみであることもあり、なかなかその原因が喘息であるとは気づかない方も多いといわれています。特に、感染症と併発して喘息を発症した場合、熱はひいたのにいつまでたっても空咳だけが続くので、医師に相談したところ喘息と診断されるという方も多いようです。このような、空咳の症状だけが続くような、気管支喘息の中では比較的軽度な症状のものは、咳喘息と呼ばれています。

しかしこの咳喘息も、症状をそのままにしておくと、いずれ症状のひどい気管支喘息に移行してしまう方もいます。何よりも早期発見、早期治療が大切ですので、もし熱などはないのに、常に喉に違和感があり、よく空咳の症状が表れるという方は、1度呼吸器内科の医師などに相談をしてみるようにしましょう。また、特に冬場は感染症にかかる機会がどうしても増えてしまいますので、その感染症が治ったあとに喉にいつまでも違和感が付きまとうようであれば喘息の可能性がありますので気を付けてください。

まとめ

今回の記事では、冬に出る咳の原因について、咳が出る病気にはどのようなものが考えられるのかということについてまとめました。

咳が出る病気にはここに挙げたもの以外にも、インフルエンザ百日咳なども挙げられますが、いずれにせよ、ちょっと普通の風邪とは違うなと感じたらすぐに医師に相談をすることが大切です。ちなみに、百日咳はエホエホエホ、と連続的に表れる咳の症状が特徴的であるといわれています。

インフルエンザはまさに冬になると流行する病気ですが、インフルエンザを発症してしまったときは、基本的に市販で販売されている解熱鎮痛剤の使用はNGであるということをよく覚えておいてください。実は、インフルエンザを発症しているときに、解熱鎮痛剤を服用してしまうと脳炎脳症などの合併症を重症化させてしまい、命に係わるほど症状が悪化してしまうことがあるのです。すべての解熱剤がこのように脳症などを重症化させる原因となるのではなく、カロナールなどの解熱剤はインフルエンザの時に飲んでも特に問題はなく、実際に処方されるといわれていますが、自己判断で使用するのは危険を伴いますので、もしインフルエンザの疑いが少しでもある場合には、必ず病院へ行き医師に相談をするようにしてください。

冬になるとどうしても周りに感染症を患う方が増えるため、マスクや手洗いうがいなど、感染症予防は徹底的に行うようにしましょう。また、喉の粘膜の機能維持には欠かせないビタミンCなどは普段の食事の中で積極的にとるようにしてください。

今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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