これが、朝晩に空咳が起きやすい理由です

風邪などをひくとどんな方でも咳の症状が出ると思いますが、風邪をひいているわけでもないのに、朝晩だけ空咳(乾いた咳)が出るということはありませんか?

実は、昼間起きて行動しているときと、朝晩とでは、自律神経という神経の働きが異なり、これによって朝晩は空咳の症状が起きやすくなっているのです。

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しかし、これはあくまで、空咳が起きやすい状態にしているだけであって、実際に空咳が起きているのには別の直接的な原因があるとも考えられます。特に、布団に横になると辛い空咳が出るという方は、もしかしたらその布団にはアレルギーの原因が大量に潜んでいるかもしれません。

今回の記事では、朝晩に空咳が起きやすい理由や、その改善法などに関する情報をまとめていきたいと思います。

目次

朝晩に空咳が起きやすい理由とは?

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朝晩だけ空咳の症状が出てしまい、なかなか寝付けないという症状に悩む方は少なくありません。それでは、なぜ、昼間は特に空咳が起きるわけではないのに、朝晩だけ空咳が起きやすくなるのでしょうか?

朝晩だけ空咳の症状が出やすくなってしまうのは、自律神経という神経の働きが関係しています。

この自律神経とは、私たちの体内器官の働きを制御するうえで非常に重要な神経であり、主に、交感神経と副交感神経の2つに分けられます。

このうち、交感神経は主に昼間活動しているときに優位に働く神経であり、特に緊張しているときはこの交感神経が活発に働いています。そして、この交感神経が優位に働いているときは、血管が収縮し、気管支は拡張した状態となっているのです。

一方、副交感神経というのは、主に朝晩の、リラックスした状態の時に優位に働く神経であり、この副交感神経が優位に働いているときは、血管は拡張し、逆に気管支は収縮した状態となります。

これを聞いてもうお気づきの方もいると思いますが、朝晩というのは副交感神経の働きによって気管支が収縮しているため、呼吸がしづらく、空咳の症状が出やすくなっているのです。

ですが、これはあくまで、空咳が出やすい状態になっているだけであり、実際には、収縮して敏感になった気管支に何らかの刺激が加わることによって空咳の症状が引き多されていると考えられます。それでは、この原因としてはどのようなものが考えられるのでしょうか?

あなたの空咳、原因はダニかも

朝晩に空咳が起きてしまう原因として最も多いのがダニによるアレルギーです。

実は現在、ダニによるアレルギー症状のある方は4人に1人ととても多いということをご存知でしょうか?もし布団にいる朝晩だけ空咳が起きるという方はダニによってアレルギー反応が引き起こされている可能性があります。

知らない方がこれを聞くと驚くと思いますが、実は布団などの寝具には、約数十万から数百万匹ものダニが生息しているといわれています。私たちは知らない間に大量のダニを吸い込んでいるのです。

うちはしっかりと布団を干しているしそんな大量のダニがいるわけない、と思われる方もいると思いますが、実は過去の研究から、布団を4時間日に当てた程度ではほとんどのダニは死なないということが分かっています。これにも驚きですね(-_-;)それではいったいどうしたら良いのでしょうか?

ダニを退治するのに最も有効なのは、布団をコインランドリーにある乾燥機にかけ、熱することです。実はこのダニは熱にとても弱く、約50度以上の温度で30分も乾燥させればほとんどのダニは退治できるようです。当たり前ですが温度が高ければ高いほど有効です。

そして、ダニを退治した後は掃除機などを使ってダニの死骸を吸い取るようにしましょう。実はダニは生きているものだけではなく死骸やフンもアレルギーの原因となります。ちなみに、生きているダニは繊維にしがみついていて、なかなか掃除機で吸い取るのは難しいといわれていますので、やはり一度乾燥機にかけてから掃除機をかけるのがよいでしょう。

布団を加熱してダニを退治し、その死骸を除去する、この2つの手順を行うことによって布団はとても清潔にすることが出来ます。

もし朝晩の布団にいるときだけ空咳が出てしまうという方は、一度ダニが原因か確かめるためにも布団を清潔にしてみてはいかがでしょうか?

また、定期的に布団を乾燥機にかけることをお勧めいたしますが、1度布団を清潔にした後は、こまめに布団を掃除機などで清潔にしておくのが良いでしょう。これは、ダニを除去するためではなく、そもそもダニが繁殖するために必要な餌となる人間のフケなどを除去するためです。

ご飯が無ければダニも繁殖しにくくなりますからね。そもそもダニを増やしてしまう前に、ダニがいづらい環境にしてしまいましょう。

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乾燥も空咳の原因となります

朝晩に空咳が出てしまう原因として、単純に空気の乾燥も考えられます。

空気が乾燥していると、結果気管支の粘膜も乾燥し、喉が非常に敏感な状態となって、空咳が起きやすくなってしまいます。特に冬場はとても空気が乾燥してしまいますので、加湿器などを用いて部屋を乾燥させないように注意してください。

また、喉の乾燥は感染症の発症にもつながりますからね。できるだけ寝室には加湿器を置いておくようにしましょう。

また、マスクをしたり、洗濯物を寝室に干したりするのも有効です。加湿器を持っていないという方はこういったところから始めてみても良いかもしれませんね。

まとめ

今回の記事では、朝晩に空咳が起きやすい理由などに関する情報をまとめました。

ダニアレルギーの割合が4人に1人とは驚きですよね。今までそれほどダニを意識したことが無かった方も、もしかしたら本当はダニによって朝晩の空咳が引き起こされていたのかもしれません。ダニが原因かどうか確かめるためにも、一度布団を綺麗にしてみてはいかがでしょうか?

今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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