空咳がでて肺が痛い方は気胸の疑いあり!初期症状や治療における手術の概要などについて解説します!

なんだか最近肺が痛い、また、それに加えて空咳(乾いた咳)が出るという方は注意が必要です。もしかしたらそれらの症状は、気胸による初期症状かもしれません。

気胸とは、肺に穴があくことによって空気が漏れだし、その空気が肺と肺の外側にある胸腔の間にたまってしまう病気のことを言います。胸腔の外側には肋骨があるため、空気がたまっていっても胸腔はある程度以上は膨らむことが出来ませんので、空気が漏れ続けると今度はその空気によって肺が押しつぶされてしまうようになります。

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そして、このように肺が段々と押しつぶされていくと、その影響から、肺が痛いと感じたり、空咳が出たり、中には呼吸が困難になってしまう方もいます。この気胸という病気は、10代後半から、30代までの痩せている男性に多くみられる病気です。

もし、痩せ型の男性で、肺が痛いと感じたり、呼吸が苦しいと感じたりする方は、気胸を発症しているかもしれません。今回の記事では、この気胸がどのような病気なのか、その概要や治療法などについて詳しく解説していきたいと思います。

気胸ってどんな病気?発症の仕方によって異なる3つのタイプとは?

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最初にも申し上げましたように、気胸とは何らかの原因によって肺に穴があき、空気が漏れ出してしまう病気です。この漏れ出した空気が肺の外側の胸腔内にたまり、次第に肺を押しつぶすようになると、その影響から肺が痛いと感じたり、空咳の症状が表れたりします。

気胸を発症してしまう方の多くは、肺にブラブレブと呼ばれる小さな風船のようなものが出来、これに穴があくことによって空気が漏れ出します。しかし、この穴があいてしまう原因は定かではないため、このようにして発症する気胸は自然気胸と呼ばれます。自然気胸は、10代後半から、30代にかけての痩せている男性に多くみられる症状です。

しかし、肺に穴があく時その原因がはっきりしているものもあり、特に肋骨が折れて肺に刺さって穴があいてしまったときにもこの気胸の症状が見られることがあります。このような症状は自然気胸と区別して外傷性気胸と呼ばれます。

また、その他にも、女性に特有な気胸として、月経随伴気胸と呼ばれる症状もあります。これは生理(月経)の前後に見られる症状です。この月経随伴気胸は、子宮内膜症が横隔膜に広がり、生理が起きた時にその横隔膜に穴があくことによって、胸腔に空気が入り込んで発症します。気胸自体は男性に多い病気ですが、このように女性ならではの発症の仕方もあるので注意が必要です。もし生理の時に肺が痛いと感じる場合はそのままにしないように気を付けてください。

このように、気胸という病気には、自然気胸、外傷性気胸、月経随伴気胸の主に3つのタイプがあります。このうち、特に自然気胸と、月経随伴気胸は、いつの間にか穴があいてしまい症状が進行してしまうことがあり得ますので、もし急に肺が痛いと感じたり、それに加えて空咳が出たりする場合には注意が必要です。また、自然気胸の症状はいったん症状が落ちついても、再発してしまうことも多いので、その点も気を付ける必要があります。

気胸は早めの対処が重要です!

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もし気胸を発症してしまったとき、ここまでに再三申し上げていますが、その症状として肺が痛いと感じたり、空咳が出たりします。しかし、症状が進行してしまうと、呼吸が困難になったり、心臓が圧迫されることによってショック症状が引き起こされてしまうこともあるため注意が必要です。

特に左右の肺両方で気胸が起きてしまったときは非常に危険なので、少しでも肺が痛いと感じたり、空咳が出たりして、その症状がなかなかおさまらない場合には早めに医師に相談をした方が良いでしょう。

気胸の症状に合わせた治療法はこちら!

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気胸は胸部レントゲン検査を行うことによって発症しているかどうか判断できますが、その症状の程度によって治療の仕方が変わってきます。気胸は、その症状の程度から軽度気胸、中等度気胸、高度気胸、緊張性気胸の4つに分類されます。これらそれぞれの症状はどのようにして分けられるのか、またそれぞれどのような治療が行われるのか詳しくまとめていきたいと思います。

軽度気胸

軽度気胸は、胸部レントゲン検査で肺を確認した時に、肺尖(つまり肺の頂上)が鎖骨より上の状態にある場合のことを指します。つまり、肺から空気は漏れ出ていても、それほど肺がその空気に押しつぶされていない状態のことです。

診察の結果軽度気胸と判断され、特に肺が痛いなどの目立った症状がない場合には、特に入院の必要はなく、通院治療を続け症状の経過を観察します。肺から出た空気は次第に血液に溶け込み消失していくので、軽度気胸の場合は特に外科的治療を行わなくても1週間から3週間程度で症状が落ち着くそうです。外科的治療では胸腔にたまった空気を抜く作業を行いますが、軽度気胸の場合にこの治療を行い、無理に空気を抜いて肺を膨らませてしまうと、その穴が再度あいてしまう可能性があるため、自然に治るのを待った方が良いのです。

中等度気胸、高度気胸

中等度気胸とは、胸部レントゲン検査の結果肺尖が鎖骨よりも下にあるものをさします。また、高度気胸は中等度気胸よりもさらに症状がひどいもので、肺の虚脱が著しい時の症状を指します。肺の虚脱とは、つまり肺が圧迫されて十分に酸素を取り込めなくなった状態のことを言います。

中等度気胸、及び高度気胸の場合は入院が必要となり、その肺を圧迫している胸腔内にたまった空気を抜く作業を行います。具体的には、肺に局所麻酔を行い、管を挿入することによってそこから空気を排出させます。気胸の症状が治まらないうちはこの管を常に装着しておき、次第にそこからの空気の漏れがなくなって、管を取り除いた後の肺のふくらみも良好な場合は退院となります。

緊張性気胸

高度気胸で、胸腔内の圧力が外部の圧力よりも高い圧力になりかけているものを緊張性気胸と呼びます。胸腔内に漏れ出した空気が反対の肺や心臓まで圧迫している非常に危険な状態です。

緊張性気胸の場合は、さらに症状が悪化すると肺静脈が圧迫され、血液が正常に心臓までもどらなくなるため、これによって血圧が低下しショック症状が起きる可能性があり非常に危険です。基本的な処置は中等度気胸、及び高度気胸と同じですが、早急な対処が必要となります。

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 気胸で手術が必要なのはどんな時?

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先ほどまで説明した治療法は、肺にあいてしまった穴が自然にふさがるのを待つ治療法であり、手術については触れていません。しかし、気胸は場合によっては手術が必要であったり、手術をした方が良い場合もあります。

まず、手術が必要な場合というのは、胸腔内から空気を抜いても全く症状の改善が見られなかったり、気胸の症状に伴い大量の出血が見られる場合です。このような場合は手術を行い、気胸の原因となっているブラやブレブを切除する手術を行います。

またもしブラやブレブから穴があいてしまったとき、特に手術をせずにその穴が自然にふさがるのを待ち、ブラやブレブをそのまま残してしまうと、いずれまたそのブラやブレブから穴があいてしまうことがあります。このように、気胸という病気は再発することが多いというのが一つの問題であり、それゆえにもしブラやブレブが原因で気胸を発症してしまったときは、手術によって取り除いてしまった方が安心です。

以前は胸を開く開胸手術によってブラやブレブの切除が行われていましたが、現在ではより回復も早く、傷跡も残りにくい胸腔鏡手術によって切除が行われています。

まとめ

今回の記事では空咳が出たり、肺が痛い場合に考えられる気胸について、その概要や、治療に関する情報についてまとめました。

この気胸は特に比較的若い痩せ型の男性に多い病気ですが、もちろんそれ以外の年代の方や、女性の方も発症する可能性があります。女性では、月経随伴気胸という女性に特有な気胸もありますので、どんな方でも、急に肺が痛いと感じたり、空咳が出たり、呼吸が苦しいと感じたら、早めに医師に相談するようにしましょう。

今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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