【※逆流性食道炎とは?】胸やけや空咳、食欲不振は胃酸の逆流が原因かも!

逆流性食道炎とは【胃食道逆流症】とも呼ばれており、胃と食道を閉じる役割のある下部食道括約筋と呼ばれる筋肉の機能が低下することや、胃酸の分泌過多などが原因となって、食道に向かって胃の内容物を含む胃酸の逆流が起きてしまう病気のことを言います。

この胃酸は胃で様々な食べ物を溶かすために分泌されているわけですが、その分非常に強い酸ですので、これが食道に逆流するとその影響から食道がただれ、胸やけや食欲不振の他、空咳(痰が絡まないような乾いた咳)などの症状を誘発するようになります。

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この胃酸の逆流が起こる逆流性食道炎という病気は、近年若い患者が増加傾向にあるとされており、その大きな原因は食事の内容の変化にあります。というのも、この逆流性食道炎は脂肪分やタンパク質をとりすぎると発症しやすいのですが、近年では食事の内容が欧米化している影響から、この脂肪やたんぱく質をとりすぎる若い方が増えてきたために、必然的にその患者数も増えてきているのです。

普段から、なんだか最近胸やけがする、食欲不振の症状があるという方や、それらの症状に加えて原因の分からない空咳の症状があるという方は、逆流性食道炎を発症している可能性がありますので注意が必要です。今回の記事では、今後ますますその患者数の増加が懸念される逆流性食道炎について、詳しくまとめていきたいと思います。

逆流性食道炎とは?胃酸の逆流を感じたり、胸やけや空咳、食欲不振の症状がある方は要注意です!

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逆流性食道炎とは、食道の方に胃の内容物を含む胃酸の逆流が起きてしまうことが主な症状なのですが、この大きな原因の1つが、胃と食道の間にある下部食道括約筋の機能が低下してしまうことにあります。

この下部食道括約筋は、本来は食道から食べ物が来たときにそれを胃に流し込むために開き、それ以外の時は胃の内容物が逆流しないように閉じた状態になっています。しかし、何らかの原因によってこの下部食道括約筋が緩んでしまうと、その影響からたびたび胃酸の逆流が起きるようになってしまうのです。このように、酸っぱい液(胃酸)が口の方まで上がってきてしまう症状のことを呑酸(どんさん)とも呼びますが、この症状が頻繁に見られるようになった場合には注意が必要です。

酸の強さを表すためにpHという表現の仕方があるのをご存知でしょうか?これはある液体のpHを調べた時に、そのpHの値が7より小さければ酸性であり7より大きければアルカリ性であり、7であれば中性というふうに定義をされているのですが(水がpH7)、胃酸は普段pH1~1.5という値を示し、非常に強い酸であるということが分かっています。

一般的に、塩酸硫酸は触ると危険、ということはほとんどの方がイメージが付くと思いますが、pHが1に近いということは、胃酸はこういった酸と同じくらい危険なものなのです、というよりも、実はこの胃酸の成分というのはまさにその塩酸なのです。塩酸が体の中にある、と改めて聞くと、これは非常に怖いことのように思えますし、それで胃は大丈夫なのかと感じると思いますが、胃はこういった酸の影響によって傷つくことが無いように常に保護粘膜を出しているため、酸の影響によって胃が傷つくということは通常ならありえません。

ただ、食道にはこのような酸から身を守るための粘膜を出す保護機能というものはありませんので、この胃酸の逆流が起きるということがどれだけ怖いかということは良くわかりますよね。食べ物を食べると、胃酸のpHは多少中性に近づきますが、それでも食道を傷つけるには十分な強さです。

そして、そのような胃酸の逆流がおきると、食道が酸の影響によって傷つき、主な症状として胸やけや食欲不振の症状が表れはじめます。また、胃酸の影響によって喉が傷つくと、炎症が起きて喉が様々な刺激に敏感に反応してしまうようになるため、その影響によって空咳の症状が表れるといわれています。胃酸の逆流に加えて、胸やけ、食欲不振、長引く空咳、こういった症状がある場合には早めに内科などの医師に相談をするようにしましょう。

逆流性食道炎の原因とは?食べ過ぎ、飲みすぎは胃酸の逆流を引き起こします!

この逆流性食道炎は、若い患者を含め、近年全体の患者数が増加傾向にあるといわれています。これは、食事の内容が欧米化してきたことによって、タンパク質や、脂質の多い食事をとる方が増えてきたことがその大きな原因として挙げられています。

特に、脂質はこの病気の根本的な原因である、下部食道括約筋の機能低下を引き起こす大きな原因ですので、その摂りすぎには非常に注意が必要です。また、脂質にはこの下部食道括約筋の機能低下を招くことに加えて、胃酸の分泌を促す作用もあるため、さらに逆流性食道炎の症状に拍車をかける原因となります。

タンパク質はその分解に時間がかかるため、胃酸の分泌過多を引き起こすことから、これも逆流性食道炎の症状悪化の原因の1つとして考えられています。またこの他飲酒喫煙、そもそも食べ過ぎも胃酸の逆流の原因となるそうです。つまり、何らかの形で胃に大きな負荷をかけることが、この病気の本質的な原因であるようです。

また、この他、猫背や肥満、そしてベルトによる下腹部の締め付けもこの逆流性食道炎の原因となってしまいます。このような項目に心当たりがある方で、胃酸の逆流を常々感じている方は注意してください。

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逆流性食道炎ががんの原因に…!胸やけ、食欲不振のある方は早めに医師に相談しよう!

胃酸の逆流が起き、胸やけや食欲不振、空咳などが特徴的な症状である逆流性食道炎ですが、実はこの病気は食道がん及び胃がんのリスクを高めてしまう可能性があるとされています。

食道がんのリスクを高めるというのは、言わずもがな酸の逆流によって食道が傷つくことがその原因です。また、胃液が過剰に分泌されると、胃が内部を保護しきれずに、自身が分泌する酸によって傷つくことがあり、これによって胃がんのリスクも高くなるそうです。そのため、逆流性食道炎という病気では、その症状として、胸やけや食欲不振、空咳の他に胃痛の症状が表れることがあります。

また、そもそもお酒の飲みすぎは食道がんのリスクを高めるということは現在広く知られていることですので、アルコールの摂取量には十分注意してください。

まとめますと、胃酸が上がってくるような感覚が頻繁にあり、胸やけや食欲不振、空咳や胃痛のなどの症状がある場合には逆流性食道炎の可能性があります。早めに対処しないと、がんのような他の病気を発症するリスクが高まりますので、是非早めに医師の方に相談をするようにしましょう。

逆流性食道炎の治療法とは?胃酸の逆流の緩和が主な治療法です。

胃酸の逆流によって食欲不振や胸やけの症状が表れる逆流性食道炎ですが、この病気は、プロトンポンプ阻害薬、通称PPIと呼ばれる薬を使用して治療をするのが一般的です。このPPIには胃酸の分泌を抑えてくれる作用があるため、逆流性食道炎の症状を緩和する働きがあります。

しかしここで覚えておいてほしいのは、このPPIは、この逆流性食道炎という病気を完全に治療するまでには至らないということです。この薬は一時的に胃酸の分泌を抑えているだけなので、また飲まなくなってしまうと胃酸の逆流がおき、それに伴う食欲不振や空咳の症状も表れるようになってしまいます。

そのため、もしこの病気を発症してしまった場合は、基本的にこのお薬を生涯飲み続けなければならないということになります。そのため、若い方がこの病気を発症してしまうと、それだけ体への負担も大きくなってしまいますから、この病気はまず発症させないことが大切なのです。

もし、最近脂質が多い食事が続いていたり、飲み会が続いているという場合は、それらをなるべく控えるようにしましょう。そして、もし気になる症状がある場合には、医師に詳しく相談をしてみてください。

逆流性食道炎の外科的治療が出来たって本当?この病気に悩む方には朗報です!

これまで、基本的には逆流性食道炎はPPIによる内科的治療が基本でしたが、最近、内視鏡を使った外科的治療法も導入されつつあるそうです。

この手術は、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)と呼ばれ、もともとは食道がんなどの治療に用いられていた技法でしたが、近年になって逆流性食道炎の治療にも用いられるようになったそうです。この治療法では、術後逆流が治まってしまう方もいるといわれています。

この手術は現在日本ではまだ一般的ではないのですが、大阪医科大学と昭和大学では取り入れているといわれています。もし気になるようでしたら、一度ご相談してみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回の記事では、発症すると胃酸の逆流が起き、食欲不振や胸やけ、空咳の症状が表れる逆流性食道炎に関する情報をまとめました。

もし、横になったりすると胃酸が上がってくるようなことがあったり、胸やけや食欲不振の症状が続いている場合は、逆流性食道炎を発症している可能性がありますので気を付けてください。がんなどのリスクを避けるためにも、早めに医師に相談するようにしましょう。

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今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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