もし、痰が絡む咳や空咳の症状が続いており、首の痛みまであるという方は是非こちらの記事をご覧ください。
咳というのは様々な病気のサインとして現れる症状であり、中には咳以外に目立った症状が無くても、それを放置してしまうといずれ重症化につながってしまうようなものもあります。
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また、痰が絡むような咳であるのか、それとも痰の絡まない空咳の症状であるのかといったことも重要です。
また、咳の症状がある方の中には、それに加えて首の痛みの症状を訴える方もいるようです。今回の記事では、この首の痛みに関する情報もまとめて書いていきたいと思います。
目次
空咳は病気のサイン!熱が無くても放置はNG!

空咳の症状があるとき、まずほとんどの方は風邪などの感染症を疑うと思います。
しかし感染症というのはほとんどのものが熱を伴いますので、もし熱がない場合は、空咳が続いていてもそのままにしてしまう方も中にはいるかもしれません。
しかし、これは危険ですので絶対にやめてください。
実は、感染症の中には、熱の症状は現れずに空咳の症状だけが続くというものもあります。また、感染症ではなくても、空咳の症状から始まり、重症化すると命に係わるような病気もあるのです。これらの病気は以下のようなものになります。
クラミジア肺炎
まず、感染症で、熱の症状は現れずに、空咳の症状が続くといわれる病気としてクラミジア肺炎があります。
クラミジアと聞くと性病の原因として思い浮かぶ方が多いのではないかと思いますが、性病の原因が、クラミジアトラコマティスと呼ばれる細菌によって引き起こされるのに対し、肺炎は主にクラミジアニューモニエと呼ばれる種類のものによって引き起こされます。しかし、新生児の場合はクラミジアトラコマティスも肺炎の原因となることがあります。
クラミジア肺炎という病気を聞いたことが無いという方も多いと思いますが、実は、このクラミジアニューモニエの感染自体は珍しいものではありません。
あるデータでは、大人の6割はクラミジアニューモニエの抗体を持っている、つまり感染した経験があるとされています。しかし、この細菌は感染をしても肺炎にまで発展することは少なく、ほとんどの方が発症することなく終わってしまうようです。
しかし、時にこのクラミジアニューモニエの感染が肺炎にまで発展してしまうことがあり、特に高齢者の方が発症すると症状がひどくなってしまう場合もあるため注意が必要であるといわれています。
そしてこのクラミジア肺炎の特徴として挙げられるのが、熱が出ないということです。出たとしても、微熱が続く程度であるため、肺炎となかなか気づかないことがあるそうです。
また、この感染症は熱はでませんが、空咳の症状が続くと言われています。もし熱はないのに、空咳の症状が2週間近く続いているという場合はクラミジア肺炎を疑った方が良いかもしれません。
喘息
感染症以外で、熱がでず、空咳の症状から始まる病気として喘息も挙げられます。
もし、原因のよくわからない空咳がしばらくの間続いており、何となく息苦しさを感じるようであればまずは喘息を疑った方がよいでしょう。
喘息は子供に多い病気という認識を持っている方も中にはいるかもしれませんが、実は近年大人の喘息患者は増加傾向にあるといわれています。また、大人の喘息は、子供の喘息に比べて重症化する傾向にあるといわれているため、もし喘息の場合は症状をそのままにしておくことは非常に危険なのです。
もし喘息の治療を行わず、何らかの原因によって発作が引き起こされてしまうと、呼吸困難などがおき、最悪命を落としてしまうケースもあります。実は、近年でも喘息によって亡くなる方は年間2000人近くいるといわれているのです。
重症化を防ぐためにも、喘息は早期発見早期治療が大切です。喘息はその症状には個人差があり、症状がひどい場合は入院治療が必要になる場合もあります。喘息の治療における入院の必要性に関する情報は以下の記事でまとめていますので、もしよろしかったら読んでみてください。
喘息の治療における入院の必要性について気になる方はこちらの記事をご覧ください。
もし、空咳や息苦しさの症状が続いており、喘鳴などの症状がない場合は、喘息ではなく咳喘息と診断されるかもしれません。喘鳴とは、喘息患者に診られる症状で、呼吸時に鳴るゼーゼー、ヒューヒューという音のことを指します。そして、咳喘息とは、喘息になる一歩手前の症状であるといわれています。しかし、この咳喘息も治療を行わないといずれ喘鳴を伴う通常の喘息に移行してしまう可能性があるそうです。
空咳の症状が続く場合は必ずその原因があります。息苦しさの症状もある場合は、なるべく早めに呼吸器内科などで診てもらうようにしましょう。
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咳が出るたびに首の痛みが生じる、そんな方はこちらをご覧ください…
咳が出ると、中には首の痛みが生じるという方もいるそうです。ではどうして咳が出ると首の痛みが生じることがあるのでしょうか。その原因についてまとめたいと思います。
咳による首の痛みの原因その1;咳のし過ぎ
首の痛みの原因としてまず挙げられるのが、咳のし過ぎです。
実は咳をすると、喉だけではなく、私たちが思う以上に首や肩にも負担がかかっています。咳をするたびに首周りの筋肉が収縮するので、この影響によって首がこり、首の痛みとしてその症状が表れるようです。
首の痛みの原因が咳のし過ぎである場合は、何よりもまず咳の原因を治すことが大切です。風邪の場合は風邪が早く治るようよく休むようにしましょう。無理して動くと咳がでて首の痛みが悪化してしまう可能性があります。
もし首の痛みが風邪などによる咳の場合は、咳が治まれば次第に首の痛みも治まるでしょう。特に熱はなく、咳や首の痛みの症状がある場合は、先ほど説明したような肺炎や喘息による咳が首の痛みの原因となっている可能性があります。いずれにせよ、咳の症状が表れてしまった場合は、早めに病院へ行き検査を受けるようにしてください。
咳による首の痛みの原因その2;悪性リンパ腫(癌)
もし、咳をすると首の痛みが生じるという場合、それは首に悪性のリンパ腫が出来ている場合があります。
もし首に悪性のリンパ腫が出来ている場合、それを押してもそれほど痛みが表れず、なかなか気づかないこともあるそうなのですが、感染症などを患いリンパ節が膨張すると、腫瘍が圧迫されて、咳をしたときに痛みが生じることがあるそうです。
もし、咳をすると激しい首の痛みが生じるという場合は、もしかしたら癌が出来ている可能性があります。
あまりにも首の痛みがひどいなと感じたら、決して我慢をせずに医師に相談をするようにしてください。もし我慢をして、首の痛みがまた落ち着いたからとりあえず様子を見ようなどと考え放置してしまうと、せっかくの病気のサインを見逃してしまうことになります。
もし、首の痛みが表れ、いつもと違うなと感じたら我慢をせずに病院へ行き検査を受けましょう。
まとめ
今回の記事では、空咳の原因や、咳をしたときに首の痛みが生じてしまう原因などについてまとめました。
空咳や首の痛み、これらは、もしかしたら非常に重要な病気のサインとして現れている可能性があります。体が発してくれたサインを見逃さないように気をつけてください。少しでもおかしいなと感じたらなるべく医師に相談をするようにしましょう。
今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
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