【※ストップ】長引く咳とほっぺの赤い湿疹が特徴的な病気【りんご病】(伝染性紅斑)とは?大人と子供の症状の違いや、ヒトパルボウイルスB19型に関する情報について解説します…

長引く咳と鼻水、こういった風邪のような症状に加えて、ほっぺに赤い湿疹が表れてしまった場合、それは伝染性紅斑、通称りんご病と呼ばれる病気かもしれません。

このりんご病は、ヒトパルボウイルスB19型と呼ばれる特定のウイルスが感染することによって発症するウイルス性感染症です。発症すると、両方のほっぺに赤い湿疹が表れ、りんごのように見えることからりんご病と呼ばれています。しかし、この湿疹の症状は、ほっぺだけではなく、腕や足など体の様々な部位に表れます。

このりんご病は、その患者のほとんどはまだ免疫が弱い小さな子供です。具体的には、10歳以下の子供の患者が大半を占めています。大人でも発症することがありますが、大人になるとその約半数はこのりんご病の原因ウイルスであるヒトパルボウイルスB19型に対する免疫(抗体)を獲得しているため、発症の割合は子供より低くなります。

感染症全般に言えることですが、感染症は感染=発症ではありません。予防接種を例として考えると分かりやすいですが、予防接種によってウイルスや細菌などを体内に取り入れても、必ずしも咳や熱などの症状は表れませんよね。これは、免役の作用によってウイルスや細菌の増殖が抑えられているからなんですが、その間に抗体が産生されると、次第にウイルスはますます動けなくなり、次第に死滅するか、活動停止の状態になります。このようにして以前ある種のウイルスや細菌に対する抗体が体内にできている方は、そのウイルスや細菌に感染が起こりにくくなります。(ウイルス細菌、と書いていますが、この2つはその大きさや性質が全く異なります。詳しくはこちらの記事をご覧ください→【ストップ】長引く咳は細菌感染症が原因かも!細菌とウイルスの違いや抗生物質に関する情報はこちら…

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とは言え、抗体ができている方でもヒトパルボウイルスB19型の感染が起きて発症まで起きてしまうこともありますし、割合的に子供に多い病気というだけで、大人でも発症してしまうことも十分にありえます。実は、りんご病の特徴的な症状ともいえる湿疹は、特に子供において見られる症状であり、子供と大人とではその症状に違いがあります。詳しくは後程まとめたいと思います。

また、りんご病はほっぺや四肢などに湿疹が表れるということで、そういった症状を実際に目の当たりにすると心配になるかもしれませんが、この病気は、普通は特に重症化することもなく自然に回復していきます。しかし、妊婦や生まれつき溶血性貧血の症状がある方などにおいては、このりんご病の原因ウイルスであるヒトパルボウイルスB19型の感染が体に深刻な悪影響を及ぼしてしまうことがあります。これは、ヒトパルボウイルスB19型が、赤血球になる前の前駆細胞に感染するという特徴を持っていることがその原因なのですが、これも詳しくは後程解説していきたいと思います。

りんご病は、決して難病ではありませんが、特定の方においては重症化などが懸念される注意すべき病気の1つです。今回の記事では、このりんご病という病気の詳細について詳しくまとめていきたいと思います。

りんご病【伝染性紅斑】とは?長引く咳や鼻水に加えてほっぺや手足に赤い湿疹が表れるのが特徴です!

りんご病とは、ヒトパルボウイルスB19型が感染することによって発症するウイルス性の感染症です。このパルボウイルスは、自然界に存在するウイルスの中で、最も小さなウイルスであるといわれています。

この病気の正式名称は伝染性紅斑と呼ばれるものであり、りんご病という名前は通称です。発症するとほっぺに赤い湿疹が表れ、その見た目がりんごに似ていることからりんご病と呼ばれています。

実際に湿疹が表れると心配になるかもしれませんが、実はりんご病において見られる湿疹の症状は既に治りかけているときに見られるものですので、それほど心配する必要はありません。なぜ湿疹が出るのかというと、抗体が産生され、これがウイルスと反応しているからであり、湿疹が出るということはある意味体の免疫機能が正常に機能しているといことを意味しています。

感染から発症までの流れを説明すると、まず、感染から1週間ほどたってから、発熱や咳、鼻水の症状など、通常の風邪のような症状が表れます。そして、このような症状が1週間ほど続いたのちに湿疹が表れて、これがまた1週間ほど続いたのちに治るという流れになります。

つまり、①潜伏期間が1週間→②風邪の症状が1週間→③湿疹が1週間というのがりんご病における、ウイルスの感染から治るまでの大まかな流れになります。このうち、長引く咳の症状がある真ん中の②の1週間が最もウイルスの排出が盛んに行われている時期であり、この時期に感染者と接触があるとその人も感染してしまう可能性があります。また、この咳や熱などの症状の程度には個人差があり、基本的には軽度の症状で済むことが多いそうです。

このりんご病という病気は、基本的には薬を使用しなくても治ってしまう病気です。湿疹はかゆみを伴う場合がありますので、かゆみ止めの薬を処方されることはありますが、インフルエンザのように抗ウイルス剤を使用する必要はありません。何度も申し上げていますが、湿疹が表れたときにはすでに治りかけの状態ですので、あとは医師の指示に従い、安静にして早く治るように努めましょう。

子供と大人で異なるりんご病の症状とは?りんごのほっぺは子供に多い症状です。

ほっぺなどに赤い湿疹が表れるのが特徴的な症状であるりんご病ですが、実はこのほっぺの赤い湿疹というのは子供によく見られる症状であり、大人では少し赤みが出る程度で済むか、そもそも赤い湿疹が表れないこともあるそうです。

そのかわり、大人がりんご病を発症すると、発熱や頭痛などの症状の他、関節痛筋肉痛の症状などがひどくなることがあるそうです。大人は子供より発症する割合が低いですが、いったん発症すると少し症状がひどくなることがあるようですね。

とはいえ、大人が発症した場合でも、基本的には特別な治療を施す必要もなく、自然に治癒してしまうことがほとんどのようです。このように、りんご病は普通は特に重症化を懸念する必要はありませんが、特定の方においては、ヒトパルボウイルスB19型が体に非常に深刻な悪影響を及ぼしてしまう場合もあります。

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妊婦や溶血性貧血の方は要注意!ヒトパルボウイルスB19型の持つある特徴とは?

健康な方であれば、特にそれほど危険性のないヒトパルボウイルスB19型ですが、実は、妊婦溶血性貧血の患者、そして白血病などの免疫不全の患者においては、ヒトパルボウイルスB19型の感染が体に深刻な悪影響を及ぼしてしまうことがあります。これは、ヒトパルボウイルスB19型が赤血球になる前の前駆細胞に感染するという特徴が関係しています。

このヒトパルボウイルスB19型が赤血球の前駆細胞に感染するとどのような影響が表れるようになるかというと、酸素を全身に送る働きを担っている赤血球の生成量が減少してしまいます。すると、妊婦では、その胎児において貧血の症状が表れてしまい、溶血性貧血や白血病の患者では、重度の貧血に陥ってしまうのです。ここで、溶血性貧血とは、赤血球が通常の寿命よりも早く壊れてしまう病気です。

胎児が貧血を起こしてしまった場合、最悪の場合は胎児が命を落としてしまうこともあります。これは稀に起こる症状ですので必要以上にこわがる必要もありませんが、特に妊娠している方は、りんご病の患者との接触を避け、そもそも感染症には絶対に罹らないように注意しましょう。

また、溶血性貧血を含め、貧血という病気に関する情報は以下の記事でまとめていますのでよろしかったら参考にしてください。貧血には、主に4つのタイプがあります。

【警告】頭痛や寒気、長引く咳は貧血が原因かも!熱は無いのに寒気や悪寒がする方はこちらをご覧ください…

まとめ

今回の記事では、長引く咳や鼻水の症状の後に、ほっぺに赤い湿疹が表れるりんご病【伝染性紅斑】についてまとめました。

ほっぺや手足などにに赤い湿疹が表れるという特徴以外は、風邪と似たような病気であり、特別な治療が必要なわけでもないので普通の方は発症してしまってもそれほど心配する必要はありません。しかし、先ほどまとめましたように、特に妊婦の方や、もともと貧血の症状がある方においては、この病気の原因であるヒトパルボウイルスB19型の感染が体に深刻な悪影響を及ぼしてしまう可能性もありますので、十分に注意をしてください。

現在、このりんご病の予防接種というものはありませんが、自分がヒトパルボウイルスB19型に対する抗体を持っているかどうかは、抗体検査を行うことによって調べることが出来ます。妊娠している方などで、もし気になる方は1度検査を受けてみてはいかがでしょうか?

また、よろしかったらこちらの記事もご覧になってみてください(^^)

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今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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