【注意】幼児の長引く咳や鼻水、胸痛の原因とは?幼児に多い肺炎はこちら…

肺炎は現在高齢者の死因の第3位にもなっている重症化が懸念される病気の1つですが、特に幼児においてよく見られる肺炎があるということをご存知でしょうか?

市中肺炎(普段の生活の中でかかってしまう肺炎)の原因は、その多くが肺炎球菌と呼ばれる細菌の感染によるものですが、特に幼児において多くみられる肺炎は、マイコプラズマという細菌の感染によって引き起こされます。

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このマイコプラズマは決して珍しいものではなく、その名前を聞いたことがあるという方も多いと思います。割合的に幼児の患者数の方が多いですが、大人でも発症することがありますので、自分の子供が発症してしまった場合には注意が必要です。

マイコプラズマ肺炎は、急な発熱から始まり、長引く咳の症状が特徴的な感染症です。しかし、これに加えて多量の鼻水や痰の症状が見られたり、胸痛の症状が見られる場合には注意が必要です。今回の記事では、特に幼児の発症率が高いマイコプラズマ肺炎について詳しくまとめていきたいと思います。

幼児に多いマイコプラズマ肺炎とは?長引く咳に加え、胸痛の症状がある場合は要注意!

マイコプラズマ肺炎とは、その名前からもわかるように、マイコプラズマと呼ばれる細菌が肺の一部に感染することによっておこる細菌感染症です。

このマイコプラズマ肺炎は、幼児や10歳以下の子供に特に多く見られる肺炎であり、それだけで全体の患者の約6割を占めます。免役の弱い小さな子供が発症しやすい病気であり、1年を通して罹患する可能性があります。

近年では2011年から2012年にかけて大きな流行が起きており、今後またそのような大規模が流行がまた起きる可能性は十分にあります。しかし、そのような流行が起きているのを知っていればある程度感染の予防をすることができますが、流行時以外の普段の生活の中でなかなかその感染を未然に防ぐということは難しいですよね。

そのため、マイコプラズマ肺炎を重症化させないためには、いかにその症状に早く気付けるかが1つのポイントになってきます。マイコプラズマ肺炎はただの風邪の症状に似ていますが、いくつか風邪とは異なる特徴もあるため、その特徴についてご説明していきたいと思います。

特長1:急な発熱

マイコプラズマ肺炎は、感染が起きてから2~3週間ほどの潜伏期間を経て発症し、まず急な発熱の症状が見られます。この熱は38度を超える比較的高い熱の症状であることが多いそうです。

特徴2:長引く咳

マイコプラズマ肺炎を発症すると、長引く咳の症状が表れるのもその特徴の1つです。また、この長引く咳は空咳(あまり痰などの絡まない乾いた咳)であることが多いといわれています。もし、風邪だと思って休んでいても症状が良くならない場合で、乾いた咳がでる場合にはマイコプラズマ肺炎の可能性があります。

特徴3:胸痛

マイコプラズマ肺炎の特徴として胸痛も挙げられます。この場合、肺に生じている炎症が胸膜にまで広がっているということを意味しており、早めの対応が必要になります。もし幼児が長引く咳や発熱に加えて、胸痛を訴えた場合には早めに病院に連れていき医師に詳しく相談するようにしてください。

マイコプラズマ肺炎において多量の鼻水や痰の症状が見られる場合とは?

マイコプラズマ肺炎において、その特徴として見られる長引く咳の症状はあまり痰などの絡まない乾いた咳であることが多いと先ほど説明しました。感染症なので、痰や鼻水の症状は少々表れますが、その量は比較的少量であるといわれています。

しかし、マイコプラズマ肺炎において、長引く咳や発熱に加えて鼻水や痰などの粘膜の分泌が多くみられる場合、それはマイコプラズマ以外の細菌やウイルスが二次的に感染している可能性があります。

感染症にかかっている時というのは、しばしばこうした二次的感染が起こることがあります。特に風邪をひいたときに抗生物質を処方されることがありますが、基本的に抗生物質自体は風邪を治すために処方されるのではなく、細菌による二次感染を防ぐ目的で処方されます。(風邪の原因はその大半がウイルスであり、抗生物質は細菌にのみ効果を示します。細菌とウイルスはどちらも感染症の原因になりえますが、この2つは全く分類が異なります。)

もし長引く咳の症状がなかなか治まらず、鼻水や痰の症状もひどいという場合は早めに医師に相談をするようにしましょう。肺炎が疑われる場合には、呼吸器内科などに相談をすると詳しい検査を受けることが出来ます。

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マイコプラズマ肺炎の治療法とは?この病気の治療に使われる抗生物質はこちら…

マイコプラズマ肺炎の治療においては、主にマクロライド系と呼ばれるものに分類される抗生物質を使用して治療を行います。

先ほど少し触れましたが、抗生物質とは細菌にのみその効果を発揮する薬であり、細菌が増殖をするのを防ぐ働きがあります。マクロライド系抗生物質の他そのメカニズムの違いから、ニューキノロン系抗生物質セフェム系抗生物質テトラサイクロン系抗生物質ペニシリン系抗生物質などに分類されます。

このうち、今回紹介しているマイコプラズマ肺炎の治療に使われるマクロライド系の抗生物質は、細菌がタンパク質を合成するのを阻害することによって、その増殖を防ぐ薬になります。幅広い種類の細菌に効果を示すことから、様々な細菌感染症の治療に用いられています。

マイコプラズマ肺炎は、しっかりと治療を行えばそれほど重症化することもなく治る病気であり、基本的には入院の必要もありません。もし、長引く咳の症状からマイコプラズマ肺炎と診断された場合には、医師の指示に従ってしっかりと治療を行うようにしましょう。

幼児の鼻水と長引く咳、マイコプラズマ肺炎以外にこんな原因も…

幼児において鼻水やくしゃみの症状がみられ、エホエホエホエホ、というような短い咳の症状が次第にひどくなって行く場合、その原因として、百日咳という病気も考えられます。百日咳は、マイコプラズマ肺炎と同じく細菌感染症の1つであり、百日咳菌と呼ばれる細菌の感染によって発症します。

百日咳は、現在は予防接種を受ける方が大半ですので、その病名をご存知の方がほとんどだと思います。この百日咳はなんといっても長引く咳が主な症状であり、その咳はエホエホエホエホ、コンコンコンコン、というような、発作性の咳であるのが大きな特徴です。ちなみに、熱の症状は基本的に高熱になることはなく、微熱程度であることが多いといわれています。

しかし、そのつらい長引く咳の症状が原因となり、小さい幼児では呼吸が困難になって命に係わるほど症状が悪化してしまうこともあるため注意が必要です。この百日咳は生後3ヶ月から予防接種を受けることが出来るのですが、それまでの3カ月間は特に罹患することが無いように気を付けなければなりません。

この百日咳に関する詳しい情報は、以下の記事でまとめています。

子供は要注意!長引く咳が特徴的な病気【百日咳】の症状や抗生物質による治療方法を詳しく解説します…

まとめ

今回の記事では特に幼児において罹患率の高いマイコプラズマ肺炎に関する情報についてまとめました。

マイコプラズマ肺炎では、つらい長引く咳の症状が1つの大きな特徴です。これに加えて、ひどい鼻水や痰の症状が見られたり、胸痛の症状が見られる場合には、ウイルスによる二次感染が起きていたり、胸膜炎が起きていたりする場合があるので注意が必要です。

また、胸痛の症状がひどい場合には咳のしすぎによって肋骨にヒビが入っている可能性もあります。咳の症状というのは胸部に強い衝撃を与えるものであり、特に幼児やお年寄りなど骨の強度がが弱い年齢層においては、骨にまで影響を与える原因となってしまうのです。そのため、マイコプラズマ肺炎に限らず、特に幼児においてひどい咳の症状などが見られる場合には、咳止めの薬などを活用して症状を緩和させてあげるようにしましょう。

今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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